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2009年12月11日 (金)

ありあけ

伊勢屋主人です。

先日、仕事で御浜町まで行ってまいりました。

ええ、遠いんですよ、御浜町。
主人の住まいからクルマで約3時間以上。
主人の住まいは、三重県のほぼ真ん中あたり。これに対して御浜町は、もう少し行けば和歌山県という三重県の南端ですから、一般道で行くとこれくらいかかります。
行き方は、国道42号線という幹線道路をひたすら走っていけばいいという気を使わないもので、時間はかかりますけれども山あり谷あり川あり海ありのなかなか楽しい道のりなのです (^-^)

出発してほぼ3時間、御浜町の手前の熊野市に入ると、七里ガ浜沿いに海を見ながら走ることになります。
その海を見ながら、「あれ、座礁したフェリーって、このあたりにあるんじゃないかな?」と気が付いた主人であります。

先月13日でしたか、三重県沖の熊野灘を航行中のフェリー「ありあけ」が転覆・座礁したニュースは、一時期トップニュースでしたので、まだ記憶の方も多いと思います。
座礁といっても、外洋を航行する大型フェリーでしょうからある程度沖合いにいるのでしょうね。
果たして、物見高く見に行ってもどこまで見物できるのやら、と思いながら海岸に立ってみると。。。

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え!
こんな近くに、転がっているよ!!
海岸から100mくらいでしょうか、夏なら泳いで近寄ることが出来そうなくらいの距離。

これには、驚きました (@_@)

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それにしても、大きいものです。
この「ありあけ」を運行していた、マルエーフェリー(株)のホームページによると、「ありあけ」は総トン数:約79万トン、全長:約167m、全幅:約23m、主機関:12,000馬力×2基、最大速力:約25ノット。
いやいや、マルエーフェリー(株)の持ち船の中では、最大のフェリーだったんですね (http://www.aline-ferry.com/ship/ariake.html)

旅客定員は426名も乗れるフェリーですが、確か遭難時の乗員数は20数名だったはず。
この中には乗務員も入っていますから、ほとんどお客様は乗っていなかったんですねえ (>_<)

09121103

いやぁ、見事に横倒しになっています。
この大きさでは、一朝一夕には処分が出来ないでしょうね。

しかも、このところの「週末高速道路1000円」で業績が極端に悪化しているとの報道がなされているフェリー業界のことですから、主力船を失った上にその解体費用という特別損失まで発生してしまう マルエーフェリーさんは、今後の経営は大丈夫なのでしょうか?
そもそも今回の事故も、旅客数の落込みによる収益減を、貨物の積載量を増やして補填しようとしたために、貨物を積みすぎたか もしくは積み方が甘かったのではないでしょうかね?

様々な思惑の中で翻弄されてしまった「ありあけ」。
主人には、船首のマルエーマークと「ありあけ」の文字が、ちょっと痛々しく見えてきてしまいました。

もちろん、被害は熊野、御浜の漁業者の方々も同じこと。
この座礁で、燃料の重油が漏れ出して、これから稼ぎ時の伊勢エビ漁が全面ストップ。
さらに、沿岸の漁にも支障が出ているでしょうから、こちらの被害甚大です。

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解体の日程もまだ確定していないようですが、この様子では来年の春頃までは十分かかるのではないでしょうか。
一方、船体の一部にはすでに損傷も見られ、今後波浪による一層の損壊もありそうな雰囲気です。

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こちらの船は、重油の中和剤を散布しているのでしょうか。

転覆事故って、燃料流出などで海域の環境が汚染されてしまうことが多いので、厄介なんですよね。
これは、沿岸で漁をなさっている方々には、まさに死活問題。本当に困ったことです。
それにこれだけのサイズだと、処理もなかなか進まないだろうし。

いやいや、台風とご時勢が三重に持ち込んだ難問。
この解決は、そうそう簡単ではなさそうですねえ。

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