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2007年9月19日 (水)

海の博物館に行ったはなし ~ その四

伊勢屋主人です。

またまたず~っと間が空いてしまいましたが、鳥羽の「海の博物館」で見聞したことをお伝えします。
だらだらとくどい(滝汗...)のですが、実は今回の話題が一番お伝えしたかったことなので (^^;

さて、この「海の博物館」は幾つかの建物から構成されているのですが、その一番奥まった場所に、「重要文化財収蔵庫」という建物があります。

07091901

これが、その建物。
白壁に石畳が敷かれていて、なかなか赴きのある建物なのですが、この中には驚くべきものが収蔵されているのです。

それは何かというと、こちら!
「海の博物館」が、日本全国から収集された、圧倒的な数の和船なのです。

07091902

ものすごい数でしょう、これ。
あんまりにも多いので、何隻あるか数えなかったのですが、かなりの広さの収蔵庫にぎっしりと収められています。

昭和初期の和船が多かったようですが、熊野灘で鯨捕りに使われた船や山本周五郎の作品で有名な「べか船」など、様々な用途と造りの和船が、ここにはひっそりと集められているのです。

07091903

これは、薩摩型船(サツマガタブネ)と呼ばれる漁船。
薩摩(鹿児島県)西部で使われてたものだそうで、東シナ海の荒波に耐えられるように頑丈に、かつ耐波性を高める工夫がされています。

例えば、船の横(舷側)に張り出している部分があるでしょう。これが、横からの波が舷側から船の内部に入り込むのを防ぐ工夫なのです。
それに、色もきれいに塗られていて、なかなかの見栄えです。

07091904_2

思えば、このような木造和船は道具であり、古くなれば廃棄され土に還る運命のものでした。
しかしながら、使っているひとから見れば当たり前過ぎて価値のないもののように見えても、個々のそれを見れば、上の薩摩型船でもご紹介したように地域地域の風土に合わせて様々な工夫がされており、それがひいては現代日本の造船技術の基礎になっているのです。

そのことを思うと、かつて日本のあちこちの海で活躍した和船が大事に保管されているこの「海の博物館」は、殊の外貴重な施設と主人には思えるのです。

どうぞ、みなさんも一度足をお運びください。
その圧倒的な存在感に、ため息をもらされること、と思います。

【海の博物館】
〒517-0025
三重県鳥羽市浦村町大吉1731-68
でんわ:0599-32-6006
ホームページ http://www.umihaku.com/

*「第2回海は広いな大賞」の展示の様子が公開されました。
  こちらからご覧ください。

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