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2007年6月19日 (火)

渓への想い

伊勢屋主人です。

実は、この主人日記に目を通してくださっている方々は、薄々お気づきかもしれませんが、主人は趣味が多い方であります。ま、別の言い方をすれば、遊び好き。。。 (^^ヾ
その中でも、フライフィッシングなるものを特に好んでおります。あ、クルマも好きですけど。

フライフィッシングは、最近はかなりメジャーになってきましたので、一時期ほど「なに、それ?」とは言われなくなりました。
要は、西洋の毛鉤(けばり)釣りでございます。

ニワトリやカモ、シカなどの毛を使って作った毛鉤で、魚を釣る。
しかも、狙うのがヤマメ(中部以西ではアマゴ)・イワナとごく限られたものという、まあオタッキーな釣りであります(汗...)

07061905

毛鉤は、こんな感じですね。
こんな細かいのをひとつひとつ、自分で作ったりしています。まあ、最近は忙しくて作っていないけど。
(視力が衰えてきて、細かいものが見えなくなってきたのも、製作数が減少した原因のひとつですが。。。)

フライフィッシングは、主人の中では今がハイシーズンです。
シーズンそのものは3月からなのですが、この頃はまだ寒くて魚が動かない。ついでに、釣る方も寒くて固まってしまう(笑)
しかも、スギ花粉のシーズンなので、花粉症の主人は必然的に出撃を控えております。

一度、無謀にも3月に釣行に行きましたよ。天気は良かったですが、風が強く寒い日でした。ええ、忘れもしません。
渓流釣りとなると、当然山の中に入っていきます。で、山の中=スギ林なんですよね。もう、日本中が植林されてますから。そんなことは百も承知で、マスクもせずに山の中に入りましたよ。
だって、アウトドアするのにマスクをしているって、違和感100%でしょ!?

結果は、2時間でリタイア \(>o<)/
もう鼻水が垂れっぱなしで、釣りどころではありません。一度竿を振るたびに、鼻をかまなければならないという、悲惨を通り越して滑稽至極な状態になってしまいました。
しかも、大量にスギ花粉を吸い込んだせいでしょう、その後1ヶ月近く鼻の粘膜が腫れあがっていました。

もう、この時期には山の中には入りません!!

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いっぽう、5月になりますと川の水温も温みますし、エサとなる虫の羽化も多いので魚も活性化します。
ということは、毛鉤に反応することも多く、梅雨に入るまでのこの時期が、一番渓流釣りが楽しい時期なのです。

7月以降はどうか、ですって? 
そうですね、もうその頃は夏ですので、暑くて渓を遡上するのがしんどいのと、魚も大半が釣られてしまい数が少なくなっているので、面白くないんです。
主人は釣っても魚は放してあげますが、それにしても釣れないことには、釣りに行く意味がありませんから (>_<)

さて、本日の朝方は曇りだったのですが、10時頃から青空が覗き始め、気持ちの良い一日となりました。
こんな日は、一日川辺に立って無心に釣竿を振っていたくなってしまいます。

初夏の渓流には、独特の香りがあります。新緑が放つ香りなのでしょうか、真夏とは違う爽やかなそれに包まれて、せせらぎの音を聞きながら過ごすというのは、まさに至福のひと時です。

そんな渓では、このような光景を見ることができるでしょう。
アマゴがエサの虫を見つけたのでしょう、水面に浮上してきます。
わかりますか? 画面中央のグレーっぽい細長いものが、アマゴです。

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アマゴは、とても敏感な魚と言われています。
こうして水面に浮上して、0.2秒でエサの虫を捕食するというのですから、そのすばやさは驚くばかりです。
ですから、フライフィッシングでは反射神経が試されるのですよ。魚が水面に現れて毛鉤をくわえたその瞬間を捉えてきっちり鉤にひっかけないと、狙ったお魚は平和に水の中に戻ってしまいます。

07061903

捕食した後には、こうして水面に輪っかを残して去っていきます。
これを、フライフィッシング用語では「ライズ・リング」と呼びます。

うまくフライを流して魚をおびき出して、このライズ・リングだけが残って獲物は水中に、なんてしょっちゅうです。
でも、そんなことがあるから「次はうまくやるぞ!」と思うのですし、上手く釣れたときの喜びはひとしおです。

フライフィッシングは「率の悪い釣り」です。言い換えれば、釣果を楽しむのではなくプロセスを楽しむ釣りでしょう。
それは、実際に釣行に出かけたときもそうですし、釣行の準備で毛鉤を作るときもそうです。
毛鉤を作りながら、「こんな風に羽根を付けたら、水の中からはどう見えるかな?」なんて想像したり、作った毛鉤をコップに浮かべて下から眺めて水中からの見え方を確認したり。

やっぱり、オタッキーですね (^-^;

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渓を遡上していると、いろいろなものを楽しむことができます。
こんなユリが咲いているのにも、出会えたり。
この時期ですと、野生のサツキをよく見ますね。それに、ヘビにも会ったり (~_~)
そんなふうに、自然の中に溶け込んで無心に魚にチャレンジする。それが主人にとっては、楽しくて仕方がないのです。

実は、ここ3年くらいの間、仕事が忙しいのと いまひとつ気力が充実しなくて釣行に出かけていませんでした。
が、今年は無性に川岸に立ちたい。川面を見つめながら神経を集中して、竿を振りたい。
もしかしたら、自分の中で何かが変わったのかもしれません。

今週末の天気を気にしながら、川岸に立つ自分を想像している、主人であります (^-^)

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