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2007年2月 2日 (金)

伊勢屋主人のセンティメンタル・ジャーニー ~ 新宿編

伊勢屋主人です。

前回のブログでは、東京に出張に行ったことを綴りましたが、今回もまた懲りもせずに東京出張話でございます。
最近あたふたと忙しく、ブログネタも尽きつつある今日この頃、たまにあるイベントをしゃぶりつくさずにはおられようか! というせせこましい了見であります (-_-;

とまあ、これは聞かないことにしていただいて、と。
お仕事も無事終了。帰りの電車まで残す時間は、3時間あまり。
こりゃ、何とか時間を潰すしかありません。

いえね、いつも切符は取らないんです(笑)
三重の片田舎とは言えども、8時過ぎの新幹線に乗れば、今日中には我が家にたどり着くことはできます。
むしろこういう場合、潰すべき時間を作った、というのが正しいか! (^Q^)

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というわけで、やってまいりましたのが新宿。
実はワタクシ、この新宿の生まれでございます。本籍は中野なんですけど、生まれたのはここ新宿の淀橋にあった某病院(らしい、本人はまったく記憶なし)。
また、高校、大学、社会人のそれぞれの時期に、新宿を経由して学校なり会社に通っていた経緯もあり、新宿という土地には格別の思い入れがあります。

当然、お子様ではありませんから、新宿まで来る目的はひとつ。美味しいものと美味しいお酒を飲んで、いい気分に浸りたい!
というわけで、新宿で主人が行くお店は、唯一つ!!(もう、この店一途 - 笑)

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そのお店はこちら。「ばん焼き ぼるが」です。

え、相当の年季ものですって? まあ、確かに (^^)
開店してから、何年くらい経っているんだろう。主人が始めて入ったとき、すでに今と同じ かなり年季の入った姿でしたし、主人も「ぼるが歴」がすでに30年近くなので相当なものでしょうなぁ。おそらく昭和35年くらいから、ここにあるのではと思います。

いまは冬ですからこのような姿ですが、夏場はこの建物にびっしりと蔦の葉が生い茂り、それはそれで風情のある風景なんですよ。

ここで、「ばん焼き」についてひと言。
ここ「ぼるが」は焼き鳥屋さんです。でも昔から「ばん焼き」と名乗っています。
野鳥に「バン」というのがいます。大きさは、ハトより一回りくらい大きいでしょうか。
昔は、これを使って焼き鳥にした(いつの頃の話でしょうね?)ことに因んで、ばん焼きと名乗っているとのことです。

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「ぼるが」では、こうして毎日入り口の脇で焼き鳥を焼いています。
この匂いで、つられて入ってくる人もいるんだろうな。
でもね、これだけ年季が入ってくると、一見さんには少~し敷居が高いでしょうね。
主人が初めてここに入る立場だったら、躊躇しますよ、この雰囲気には(笑)
しかも、この焼き番のおじさん、目つきが鋭いし。。。

時々、お店の前でこしょこしょ相談しているカップルが、いたりするんですよね。
「どうしよう、入る?」なんて相談しているんだろうな、と思いつつ、その脇をすり抜けて入ったこともありましたっけ。こちらは常にむくつけき野郎の2~3人連れでしたから、その頃は元気のいいものでした (^O^)

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この日は独りだったので、カウンター席に。
カウンター後ろには、たぶん常連の方のものでしょうね、俳句や川柳なのかな、さらさらと墨で書かれたものが置かれたりしています。
そうそう、言い忘れていましたが、この「ぼるが」には作家の方や演劇関係の常連さんが、とても多いらしいんですよ。そのためでしょうけれど、店内には展覧会や舞台のポスターが、あちこちに貼られたりしているんです。

こうして見ると、いかにもレトロな感じにしていると思われるでしょうが、この店はこういう店なのです。
わざとレトロにしているわけではなく、創業時の姿をそのままにしてきた(たぶん...)らこうなった、というものだと思います。そして、この雰囲気が主人には心地よいのですよ。昔のまま、という言葉がぴったりの「ぼるが」です。
まあ、言ってみれば、シーラカンスみたいなお店なんでしょうか。

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こちらの方は、常連さん。
すっと入ってこられて、マスターと目で挨拶を交わし、案内されることもなくカウンター席にお掛けになりました。
主人とは角隣になりましたので、少しずつお話をさせていただきましたよ。
お酒の飲み方といい、タバコの吸い方といい、とっても粋な方でした(主人は、タバコは苦手なんですけど)。
あと10年くらい経って、こんな雰囲気になれたらカッコいいなあと思いつつ、楽しい会話の時間を過ごさせていただいた主人でした。

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さて、もうそろそろ、電車の時間が迫ってきました。どんなに楽しい時間でも、終わりは来るもの。
後ろ髪は引かれるのですが、今の自分の棲家に戻らなくては。
で、勘定をしてもらったのですが、この時に驚きが。

勘定を待っている間、マスターがこちらの顔を見ているんです。
で、おもむろに「見た顔だねえ、よく来てくれていたっけ?」と言ってくれたんです。
「4年振りくらいかなあ、今は東京を離れたんでね」と答えたら、
「ああ、そうなんだ。だから、何となく憶えていたよ」ですって。
ちょっとうれしい、会話でした。

勘定を済ませて店を出ると、ビルの谷間の上に、きれいなお月様が出ていました。
外は寒かったけど、体と心はちょっと暖かくなった、新宿の夜でした。

勘定を済ませて店を出ると、ビルの谷間にお月様が見えました。

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