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2007年1月23日 (火)

天の岩戸

伊勢屋主人です。

現在、主人は三重県のどちらかと言えば、伊勢志摩に近い地域に住んでおります。
この伊勢志摩というところ、遡れば神代の昔に行き着くこと地域であります。ですので、あちこちに古い伝承や遺跡が残っております。
そりゃあ、そうですよね。なんたって日本の神様の中心である「アマテラスオオミカミ」が鎮座されているのですから。
実際、主人が住んでいる町も、何か建築を行いたいときは大変です。なにせ、どこかを掘れば何らかの遺跡が出ますので。おかげさまで、道路工事などはやたら時間がかかったりします (^^)

「古い」と言えば、伊勢にはこんなところもあるのです。
それは、『天の岩戸』。
そう、あのアマテラスオオミカミが姿を隠した、と古事記に記載のある洞穴です。

Iwato01

この『天の岩戸』は、伊勢から志摩に向かう山あいにあります。車でなければ行けない場所ですが、駐車場もありますので、ご安心を。
駐車場から岩戸までは、軽い坂道を500mほど歩きます。でも、この道もきれいなせせらぎ沿いなので、そんな流れや周囲の立ち木の様子を見ながら歩いていると、距離もまったく気になりません。冬の時期の今でも杉の香りが強く漂っていて、いかにも森林浴をしているという風情で、気持ちの良い道のりです。
但し、2月に入るとスギ花粉が飛び始めますから、花粉症の主人はもうここへの立ち入りは自主規制をいたします (>_<)
その意味でも、今回訪れたのは良いタイミングであったかもしれません。

実は、今から○○年前の小学生の時分に、主人はここを初めて訪れました。
その当時と現在、どうたたずまいが変わっているかは、はっきりと記憶にはありません。
いまはきれいに舗装されていますが、当時は無舗装で岩がゴロゴロしていた道であったような。子供だったので、身も軽かったのですが、歩くのに苦労をしたような気がいたします。

ただ、この参道沿いのせせらぎに、サワガニがたくさん群れていたことだけは、憶えています。それこそ人が歩くと、それに驚いてざわざわとカニが移動するような状態でした。
そんな昔でも、東京ではすでに野生のサワガニを見ることなど当然出来ず、ペットショップに売っていたのを見てサワガニを知っていた主人は、当時とても驚いたものでした。

現在でも、このせせらぎにはサワガニがいますが、もう目を凝らして探さなければ見つからないほどです。
何がこの地にあったのか、わかりません。人家もないし、人もそんなに入ってくるようなところではないのですが。
どうした加減で、あの多くのサワガニがいなくなってしまったのでしょうか。ああいう、ちょっとした驚きの自然の姿は、子供たちに見せてあげたかったのに、と思う主人であります。

Iwato02

さて、こちらが『天の岩戸』と呼ばれているところです。洞穴の高さは、およそ40cmくらいでしょうか。
アマテラスオオミカミって、こんなに背が低かった???
「古事記」によると、この岩戸の前で八百万の神々がどんちゃん騒ぎをやり、アメノウズメノミコトが踊りまくったということですが、う~んどこでやったんだろう(笑)

この洞穴から2本の青竹が伸びていて、こんこんと清水が湧き出しています。
今は冬ですからこの程度の量ですが、春とか夏場はものすごい量の水が出ていますので、初めて訪れた方はそれにもびっくりされることでしょう。
実は、「日本名水百選」の一つに選ばれているこの『天の岩戸』の湧き水、名水百選では「恵理原の水穴」と呼ばれています。
飲んでみると、少し酸味を感じるこの水、炭酸水の「シュワ~ッ」がないような味です。ウィスキーの水割りに、あうかもしれません (^^)

ところで、ここを『天の岩戸』とする伝承は、いつ頃からのものなのかはわかりませんが、かなり古くからのものだろうと思います。でも、なぜここを『天の岩戸』としたのでしょうか。
この洞穴のたたずまいと湧き水に、何らかの神異を感じたのでしょう。でなければ、「古事記」の記述の中でもかなりの大きな事件である、「岩戸隠れ」の舞台とはしなかったでしょうから。

古の人々が感じた神異とはどのようなものであったのか、そんな想像をしてみるとなかなか楽しいものです。出来れば、その昔に戻って、人々に尋ねてみたい心持になっている主人であります。

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