« 伊勢の名物 ~ その一 | トップページ | 『いがもん』はただものではない w(゚ー゚;)w »

2006年10月26日 (木)

純米酒の仕込、鈴鹿で進行中!

伊勢屋主人です。

もうそろそろ、神無月 10月も終わりに近づいてきましたね。
来月は、霜月 11月、いよいよ寒さを感じ始める頃です。その次は師走と、どんどん年末に向けて走り出していく季節になっていきます。
三重県内の酒蔵も、すでにこの冬の新酒に向けて、仕込みを開始しています。e-伊勢屋に参加の元坂酒造さん、清水醸造さんも、当然動き出しています。

ところで、清水醸造さんでは「日本酒をもっと楽しむために、日本酒を実際に造ってみましょう」という趣旨の、『鈴鹿の米から純米酒 しぼりたてを造る会』というものを主宰されています。
この会では、仕込に使うお米もご自分たちで栽培し、それを使って純米酒を作るのです。5月には田植えを、先月半ばにはその刈り取りが行われました。
10月に入ってからはかなりタイトのスケジュールで、『しぼりたてを造る会』の仕込みが行われています。

この会に参加されている方々は、ほとんどがお酒造りは初めての方なのでしょうが、仕込み過程は本物です(当たり前ですね)。10月10日の仕込開始以降、9回もの作業工程を経ての仕込を行っておられます。
清水醸造さんの『鈴鹿川』ホームページ(http://www.suzukagawa.com/2006siboritate.htm)に、その様子が詳しくレポートされていますので、ご参考までにどうぞ。

しかしこの9回の作業、日程もほとんど連続で、さらに朝早からくという作業の日もあり、これに毎回参加するのは、かなりの難事でしょう。
私は、わずか2回ですがその様子を拝見してまいりました。

06zizake01

こちらの作業は、麹菌を振りかけて繁殖させて作った麹を、これ以上の増殖を抑えるために乾燥させる、出麹作業と呼ばれる工程です。
この画像では、麹菌が菌糸を出して固まった麹を、手でほぐしているところです。こののちに、乾燥機に運びます。
作業を行っている場所は、麹室です。壁に一面電熱線が張られているのが、おわかりになりますか?
こうして、麹菌が繁殖しやすい温度をキープするとともに、酒米に含水させた水分との相互作用で麹を造っていくのですね。

参加された方々は、蒸し暑い麹室の中で、この麹をやさしく丁寧に扱っておられました。ご自分で田植えし刈り取った酒米から作った麹ですので、自然と愛着も湧くのでしょう。

06zizake03

こちらは、日本酒醸造のシーンには、切っても切れないイメージの風景ですね。お酒を仕込んだタンクを、攪拌している様子です。この作業を丹念にやらないと、発酵が均一に進まないのでしょう。
タンクの中のもろみもドロドロな状態ですので、この攪拌作業はかなり力が必要です。
私もちょっとやらせていただきましたが、タンクに足かひざをかけないととてもできない、力の要る作業でした。

06zizake04

こちらは、蒸しあがった酒米を放冷機に移しているところです。約1時間蒸した酒米を、さっと冷やしてタンクに送り込みます。
この作業も、体力勝負。ざくっざくっと、蒸しあがったお米を移していかなければなりません。
さらには蒸気も酒米から上がってくますので、かなり大変な作業です。

私が拝見した回にはありませんでしたが、これらの一連の工程のスタートとなる工程に、酒米を洗う洗米工程があります。
この工程は、酒米を単に洗うだけではなく、酒米の様子を見ながら今後の工程に必要となる適度な水を含ませるというのが一番の重要な課題です。
杜氏の内山さんによりますと、ここでの含水の上手下手でお酒の味がほとんど決まるそうです。
このように作業の重要性もさることながら、洗米する量もすごい! 
50kg、70kg、から最後は約160kgまで、こなさなければなりません。
本当に体力が要る作業ですし、やり通す意思がなければとてもできない作業です。

この10月10日よりの作業にすべて参加された方は、3名もいらっしゃるとのこと。
この厳しい作業をこなしておられる参加者の方々、本当にすごいなあと思うとともに、その情熱の高さにも感じ入った次第でした。
また、ふだん何気なく楽しんでいる日本酒ですが、こんなに手間隙かかっていることを、あらためて認識いたしました。

06zizake05

そんな作業の工程を経て、いまもろみはふつふつと発酵を重ねています。来月の半ばには、これをしぼって待望の新酒が生まれるわけですね。
『鈴鹿の米から純米酒 しぼりたてを造る会』参加者の方々、本当に待ち遠しいと思います。

作業はまったくしていないので、ちょっと気が引けている私ですが、上槽という新酒を搾る工程にはぜひ参加して、みなさんの笑顔を拝見したいものと思っています。

e-伊勢屋内 清水醸造さんの紹介は、こちらからどうぞ
http://www.e-iseya.jp/vpshop/9.3/27329/-/mother_catalog_num.23366/

|

« 伊勢の名物 ~ その一 | トップページ | 『いがもん』はただものではない w(゚ー゚;)w »

コメント

はい!待ち遠しいです。絞りたてがほんとに美味い!

投稿: manbow | 2007年2月 1日 (木) 17時08分

manbow様、いらっしゃいませ。伊勢屋主人です。

そうでしょうねえ、さぞや美味いことでしょう。
manbowさんは、もう喉がぴくぴくしていらっしゃるのでは?(笑)
でも、この作業って、正直きついですね!

投稿: 伊勢屋主人 | 2007年2月 1日 (木) 17時09分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/165002/3956995

この記事へのトラックバック一覧です: 純米酒の仕込、鈴鹿で進行中!:

« 伊勢の名物 ~ その一 | トップページ | 『いがもん』はただものではない w(゚ー゚;)w »