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2006年10月30日 (月)

伊勢の名物 ~ その二

伊勢屋主人です。
今日の三重県は、先週から引き続いての好天。暑くもなく寒くもなくの、爽やかな陽気でありました (^^)

この日和のもと、ちょっと用事があった私は、二見町に行ってきました。
現在は市町村合併により伊勢市になりましたが、夫婦岩で有名な二見興玉神社のある二見町です。

二見町は、今のように電車や自動車が発達する以前は、伊勢神宮にお参りする参拝者が船で多数到着したそうです。
また夫婦岩など有名な名所もあるので、その昔はたいそう賑わったところなのでしょうね。
そのためでしょう、町内には多くの名物が今も伝わっています。

そういった名物のひとつに「御福餅」があります。

伊勢地方は、不思議と餅の名物が多いところで、<伊勢の名物 ○○餅>という看板が市内のあちこちで見ることが出来るのです。
やはり、伊勢神宮に参拝する遠来の客をもてなすために、腹持ちの良い餅が多く売られたのでしょうね。

餅の上に漉し餡を乗せたあんころ餅では、有名な「赤福」とこの「御福餅」が今も営業しています。
「赤福」は約300年、「御福餅」は200有余年の営業とおっしゃっていますから、どちらも相当の老舗です。

Ofuku1

「御福餅」と「赤福」は、かたちが良く似ているので、類似品ではないかと誤解されている向きもあるようですが、実際はそんなことはなく、昔は漉し餡を指で波型に形を整えたあんころ餅を売る店は、伊勢にはそれはたくさんあったのだそうです。
それらのお店が長い年月の中で消えていき、今は「御福餅」と「赤福」の二店が残っている。そういう事情であるようです。

ちなみに、御福餅のかたちは「二見浦の清き渚に打ち寄せる波を表して」(御福餅本家ホームページより)いるとのことです。
一方、赤福は「伊勢神宮の神域を流れる五十鈴川の清流を餡(あん)に、川床の小石をお餅に見立てて」(赤福ホームページより)いる、ということで、どちらも水のかたちをあらわしてるのですね。
なぜか、共通点があります(^^)

御福餅本家は、赤福さんの本店のような昔のままの重厚な建物ではないですが、清潔な感じの店構えです。
やはり、のれんには「伊勢名物」、と染めぬいてあります。やはり、あんころ餅自体を伊勢名物と思った方が、よさそうですね。

Ofuku2

お店に入ると、御福餅を作る作業を、見ることが出来ます。
いやあ、早業! 手の動きがあまりにも早くて、スローシャッター(1/60秒)では腕が止まったようには撮影できませんでした。

画像のように、お一人が餅をちぎって投げ入れ、他の職人さんがそれに餡を乗せてかたちを整えて、箱に入れていきます。その手際のよさといったら、まさに熟練技で、見ていて飽きないものでした。
こういう風景は、やはり製造現場でないと見ることができない、楽しいものです。二見町に行かれる機会がありましたら、ご覧になってみてはいかがでしょうか。

さてさて、気になるお味のほうですが、黒糖を使っておられるのでしょうか、やや濃い目の甘さです。
しかし、そうはいいながら甘みが口に残ることもなく、後味がすっきりしているように思います。お餅も、もっちりとした食感で、美味しいですよ。
こうなると、「御福餅」と「赤福」をいっぺんに食べ比べてみたくなりますね(笑)
いずれにしても、どちらもかなりの老舗の製品ですから、食べてみてがっかりすることはないと思います。

そういえば、「御福餅」は東海道新幹線の中でも、車内販売で売っていますね。今度、東京に行くときに、お土産にしようかな。
東京の友人に、「赤福買って来い!」とリクエストが来るのですが、あれ重いんですよね(-_-) リクエストする方は、そんなこちらの苦労は無視ですから。。。
でも、新幹線の中で買うのなら、そんなに重さも気にならないかな。

なんて、お土産の基本から外れていますかぁ!?

【御福餅本家】
三重県伊勢市二見町江(え)197-1
でんわ 0596(43)3500

ホームページアドレス : http://www.mint.or.jp/ofuku/

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