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2006年8月20日 (日)

剣祖祭

伊勢屋主人です。

残暑厳しい折、みなさまいかがお過ごしでしょうか。主人は、毎日暑いながらも以前ほど蒸し暑くなくなった今日この頃に少し助かっております (^^;

さて、本日は南伊勢町に行っておりました主人であります。
南伊勢町には「愛州の里」という施設があります。ここは南北朝から戦国時代にかけて、この地で勢力を張った愛州(あいす)一族の城 五ヶ所城があった場所です。
この愛州一族に、「太平記」にもその名が出てくる愛州移香斉(あいす いこうさい)という方がいらっしゃったそうなのですが、日本における剣道の開祖と言われております。
この方を偲び、年に一度 日本全国から剣道の達人たちがこの南伊勢町にやってくるというのが、「剣祖祭」なのです。
と、いかにもよく知っているように申し上げている主人なのですが、この祭の存在を知ったのがつい最近で、それこそおっとり刀で駆けつけたわけであります(^^;

演武が行われているのは、「愛州の里」の裏手の丘陵の上、旧五ヶ所城の本丸跡です。そこに登るまでに、「鍛錬の段」と呼ばれる急峻な石段を登らなければなりません。
いや、鍛錬の段と名づけているだけあって、この石段がきついのなんのって。途中まではほいほいと登っていた主人なのですが、後半息が苦しくなる頃に一段の石段の高さが2割くらい高くなるんです! いや、きつい!! 
おかげで、すっかり汗をかいてしまいました。え、「日頃の鍛錬が足りない」ですって? いや、ごもっとも。。。

それは置いといて、と。
ようやっと海上に到着すると、既に演武は始まっておりました。
演武を行っている流派の名前が、すごい! ちょっと歴史小説が好きな方なら、もうびっくりです。
 <柳生新影流> <小野派一刀流> <直心影流(じきしんかげりゅう)> 等々と、全てが歴史小説にその名を連ねる錚々たる流派ばかりです。
いやぁ、このような流派を守っておられる方々がおられるとは。少なからず衝撃を受けた、主人でありました。

Kenso1

こちらは、柳生新影流の方の演武です。
おそらく居合刀と思うのですが、裂帛の気合とともに白刀が舞い、体に届く寸前で刀を止めます。
これを「寸止め」と言うのですが、居合刀とはいえ重さは真剣と同じですので、万一体に当ったら骨折は間違いないでしょう。
その気迫とともに、迫真の演武でありました。

Kenso2

この方々は、小野派一刀流です。木刀による、型稽古(かたげいこ)をご披露いただきました。
様々な型の打ち合いののちに、最後はこの分厚い革篭手(かわごて)で相手の木刀を受けるのですが、びしり!という重い音がその度に聞こえてきます。革篭手で防いでいるとは言えども、木刀ですからかなり衝撃があるのではないでしょうか。
また、木刀ではありますが、万一体に当った際の危険度は居合刀と同じです。そのぴりりと張り詰めた気迫と、緊張感には圧倒される思いでした。

Kenso3

こちらは、直心影流の方による、真剣での青竹切りの披露です。かなりの太さの青竹を、すっすっと次々に袈裟切りにしていきます。今回使われた青竹で、最も太いものは直径20cm程度のものでした。
主人もチェーンソーを使うのでわかるのですが、この太さの竹をチェーンソーで切るとなるとそこそこの労力がかかります。ましてや20cmともなると、竹専用のソーを使っても1分程度はゆうにかかります。
それを、いとも簡単にそれこそ大根でも切るようにすぱりと薙いでいくのですから、技量もさることながら日本刀の切れ味のものすごさに、少し怖気(おじけ)を感じたものでした。

初めて目の当たりにした、日本の剣道の奥深さと高度な技量。
今回、演武を見せてくださった方々は、日々鍛錬を重ねておられるのでしょう。その結果として、本日ご披露いただいた技があるもの、と思います。
その技の凄さは、実地で見ないとなかなか実感できないと思います。来年にはなりますが、ぜひご覧になってみてください。伊勢屋主人のイチオシ、絶対のお薦めです。

すでに、来年も見に行くことを決意している、主人でありました。

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コメント

日本刀の迫力はすごいものですね。テレビなどで見る機会はあるものの、生で見るとは・・・普通はあんなに綺麗に切れないものなんですよね。
毎日の散策、ご苦労様です。

投稿: イオリ | 2007年2月 1日 (木) 16時39分

イオリ様、いらっしゃいませ! 伊勢屋主人でございます。

主人は、かつて居合は見たことがありましたが、据物切りは初めてでした。
さっと刀を一振りすると、ほとんど音もなく青竹が吹っ飛んでいく様には、息を飲みました。
恐るべし、日本刀。。。

この切れ味は、日本刀だけのものではないでしょうか。いやあ、凄いものを見てしまいました。
イオリ様も、来年はいかがですか? どうぞ、いらしてくださいませ(^^)

投稿: 伊勢屋主人 | 2007年2月 1日 (木) 16時40分

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