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2006年6月 9日 (金)

伊勢神宮式年遷宮 お木曳き行事 - その壱

伊勢屋主人です。
このところ、ちょっと更新の間が空いてしまいました。あいかわらず、バタバタ状態の主人です(汗)。

さて、伊勢神宮の式年遷宮行事のひとつ、お木曳きの様子をお伝えすると申し上げて、これも延び延びになっておりました。重ね重ね申し訳ありません m(_ _)m
でも、かなりの長編になることがわかっていたので、ある程度時間をかけないと、と思っておりました。
主人としては、ちょっと本腰を入れてお伝えしていきます(^^)

主人が拝見したのは、6月3日の様子です。宮川から伊勢神宮外宮前までの陸路を、ご用材(正式には、御料木といいます)を曳いていく陸曳き(おかびき)と呼ばれるものでした。

では、そもそもお木曳きとは、どのような行事なのでしょうか。
伊勢神宮が二十年に一度、全ての社殿を建て替えるということは、広く知られていると思います。これを、式年遷宮といいます。今回の式年遷宮は、第62回ということですから、1,240年続いていることになります。
お木曳きとは、簡単に言えば神宮の新しい社殿の柱に使われるご用材を、神宮に運び入れる行事です。神宮は外宮と内宮とがありますが、外宮へは陸路を曳いていく「陸曳き」、内宮へは内宮前を流れる五十鈴川中を曳いていく「川曳き」を行い、運び入れていきます。
陸曳きでは、宮川の堤防を乗り越える際の「どんでん」と呼ばれる勇ましい作業と、奉曳車による練り歩きが有名です。

主人が、今回の会場である宮川の度会橋に到着したのは、朝の8時半でした。好天に恵まれ、このような晴れの行事にふさわしい一日でした。
すでに、河川敷には多数の行事に参加される方や報道陣で、ごったがえしておりました。ほんと、すごい人数ですね。こちらは、宮後(みやじり)町の奉曳団の方々です。
そうこうするうちに、この集団が動き出しました。まず、木橇(そり)に乗せたご用材を、宮川の中に浸けるのです。

Kawairi

これは主人の勝手な解釈ですが、その昔はこれらのご用材は水運で運ばれてきたのでしょうから、伊勢の地にはこの宮川から上げられたのでしょうね。その姿を、再現しているのではないか、と思います。
この日は汗ばむほどの陽気で川に入るのも気持ちがよかったでしょうが、最初のお木曳きは四月の上旬でしたから、川の中に入るのはよほどの度胸が要ったでしょうね(ブルブルッ)。

Sori

こちらが、ご用材です。正確にはわかりませんが、10m前後はあるのではないでしょうか。
おそらく、木曾から切り出されたヒノキでしょう。
いまでは、こんな太いヒノキはなかなかありません。あっても、すごい値段になるでしょうね(^^;
このご用材を載せている木橇は、川原を曳かれて宮川に入り、その後堤防に上り「どんでん」を行い、堤防下に滑り下ろされます。思えば、過酷な運命にある橇ですね(笑)。

Kiyari

この木橇を曳く行列を送るのが、木遣唄です。
木遣唄も、それぞれの町で違うのだそうで、節回しもなかなか味のあるものでした。
ただ、主人は撮影に忙しく、あっちこっちに飛び回っていましたので、ちゃんと唄詞を聞いておりません。むう~、残念!
主人は、木遣に詳しいわけではないのですが、ここ伊勢の木遣が変わっているなあと思うのは、唄い人が持っているものです。
神社で神主さんがお祓いするときに、左右にさっさっと振る道具(正式にはなんというのでしょう?)に良く似たものを、持っているのです。で、これを唄に合わせて振るのです。
このあたりにも、「神都 伊勢」らしさを感じさせてくれます。

Kawanaka

宮川の中に入った、ご用材です。正面には、日の丸の旗が交差して取り付けられています。
この画像ですと、なにやらおとなしく川の中を曳いているだけのように見えるでしょう。
でも、これで終りではないのです。このあと、伊勢びとのパワーが、どんどん炸裂していくのでした。
ふだんは穏やかな伊勢のひとびとが、こんなになるとは、と少し驚いた主人でした。

さて、その変貌とは!?  それは、次回ご紹介しましょう。
どうぞ、お楽しみに!

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