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2006年5月18日 (木)

一番茶

伊勢屋主人です。

雨の晴れ間に、大台町に一番茶の製造の様子を見に行ってきました。

5月6日のこのブログに「八十八夜」として、新茶の生育の様子をお伝えしました。
その画像を見ていただくとわかりますが、もう新茶はこの時点でも十分に大きくなっていました。
でもあのあと、三重県は天候不順でずっと雨が続いていて、刈り取りのタイミングがなかったのです。
お茶って、葉が濡れていると刈り取りはしないのです。主人も、この雨続きでお茶が大きくなりすぎたり堅くなってしまうのではと、ど素人の心配をしておりました。

先日、曇りながら朝から雨が止んだ日に、「今日からお茶を作るよ!」という連絡を受けて、主人は撮影道具一式を抱えて大台町に走りました。
懇意の製茶工場に着くと、すでに摘み取られた新茶がたくさん到着しており、さらに次々と運び込まれている状況でした。このお茶の葉の、みずみずしい緑色を見てください。

Tealeaf

「やっと雨が止んだから、みんなが鬼のように新茶を刈り取っているんだ。もう、どんどん運び込まれてくるから、間に合わないよ~」と、工場のご主人は笑っていました。
でもどことなくさえない表情に、「疲れ気味?」と聞くと、「ゆうべは、徹夜。この調子だと、今晩も徹夜だなぁ」という答え。
うわぁ~、製茶工場はこの季節、休みなしなんですねぇ~。

工場には、新茶の爽やかだけど濃厚な香りが充満しています。新茶の香りがこんなに濃厚だなんて、初めて経験しました。

製茶工場の中は、流れ作業でお茶が出来てくるようにレイアウトされており、それはそれは精密な作りになっていました。
葉を蒸してからそれをこねて丸めて、或る程度の大きさにしたところで、乾燥を行い、さらに形を整えて最終乾燥を行って製品=煎茶になります。
初めてその流れを見た主人にとって、その過程の緻密さは、大きな驚きでした。

Teaprdct

そして、最終的に出来た煎茶が、これです。
まだ熱が残っているその葉をちょっと失敬して食べてみると、すっごく甘みがあるんです。
まるやかな苦味の中に、うっすらと甘みがあって、とてもいい感じ!

何でも、旬の出来立ては甘みがあって、美味しいものなのですね。昔から一番茶が珍重されるはずです。
あらためて、深く感じた主人でした。

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