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2006年5月30日 (火)

再生古民家訪問 - その参

伊勢屋主人です。

旧宮川村 再生古民家のお住まい訪問記の三回目です。
今回は、この建物の設計をなさった、エープラスエス建築設計事務所 代表の小倉 均さんにお話を伺いましょう。

Ogura3

 ■ 小倉さんが古民家再生をなさる時の考え方について、お聞かせください。
   -私の考え方は、その民家が建築された当初の、”素の姿に戻す”ということなんです。
    ですから、リフォームではなく、「リ・リフォーム」と自分では言っています。

 ■ 建築当初の姿、といっても、現代の建築物と要求される条件は違いますよね。
   -”素の姿に戻す”と言っても、現代の建築物に要求される条件は、当然違います。
    今回の物件も80年以上前の建築ですから、例えば耐震強度なども全く違います。
    現代の建築物に必要な対策は、きちんと施した上で、建築当初の姿に近いものにする。
    これが、私の狙う再生古民家の姿なんです。

 ■ 現代の建物に要求される設計配慮は、具体的にどのような点に施されたのでしょう。
   -今も言いましたが、耐震強度については、いろいろと工夫しました。
    具体的には、建築当初にはなかった耐力壁を設けました。
    でも、この壁を新たに作ることによって、狭苦しい感じや暗い家になってはダメなので。
    この点は、とても考えましたね。

 ■ なるほど、私もあちこちに外光を取り入れる工夫をされているように、感じました。
   -日本の民家は、もともと外光を採り入れる、という感覚が薄いんです。
    内部が薄暗い建物が、多いんですね。
    でも、現代の建物に慣れていると、それは暮らしにくいです。
    それで、外からいかに自然に光を室内に導くかは工夫ししました。
    それと室内に「広々感」を出すこと。これも、工夫した点です。

Room

 ■ それは、どのようにされたのでしょうか。
   -障子や引き戸を開けたときに、障子が耐力壁の後ろに収まるようにして、目立たなくしたんです。
    こうすることで、窓や障子が全開口できるので、広々感が出て、同時に風通しもよくなったんです。

 ■ 確かに、南の窓からいい風が入ってきました。
   -ええ、施主さんにも、その点は喜んでいただけました。

 ■ 今回の設計を振り返ってみての感想を、聞かせていただけますか。
   -ともかく、やりやすかった、というのが一番です。
    施主さんも、藍住空間プランニングさんも、私を信頼して全てを任せてくれましたから。
    施主さんと設計側との、理想的な関係だった、と言えると思います。
    ですので、私としては存分にやった! というのが、今回の物件ですね。

 ■ では、会心の出来だと。
   -そうですね(笑)。
    でも、そこで止まってはいけない、と思うんです。
    設計する立場としては常に工夫しなければいけないと思うし、工夫するところは物件の条件が
    違えばいくらでも出てきますから。

 ■ 常に前進だということですね。
   -ええ、そうですね。設計の仕事って、そういうことだと考えています。
  
 今日は、楽しくまた興味深いお話を聞かせていただき、ありがとうございました。

Flower

建築にはずぶの素人の主人にも、わかりやすく丁寧にお話してくれた、小倉さんでした。
小倉さん、楽しい時間をありがとうございました。

これから、この素敵なお宅でオーナー様がどのような豊かな時間を過ごされていくのでしょう。
おそらく晴耕雨読の、天の運行に従った、時間なのでしょうね。
そんなことを、楽しく想像する主人でした。

【小倉 均さん】
エーアンドエス建築設計事務所  代表
三重県度会郡大紀町崎745でんわ : 0598(74)2300

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2006年5月29日 (月)

再生古民家訪問 - その弐

伊勢屋主人です。

前回に続き、旧宮川村 再生古民家のお住まい訪問記の二回目です。
この家の最大の特徴、と主人が思っているのは(どなたもそう思うでしょうが)、土間に鎮座する自然の川原石を積み上げた囲炉裏です。
この囲炉裏、前回の画像ではいまひとつわかりにくように思いますので、今回もまずここから。
手前の石を積み上げたものが、囲炉裏です。

Iroriwashitsu

奥は、二間続きの八畳の和室です。奥の和室には、床の間が設え(しつらえ)られています。
明り取りの障子が、いい感じですね

Washitsu

このお宅の一階のレイアウトは、玄関から入って囲炉裏のある土間を中心にして、凹の字形に左に和室が二間、右にキッチンが配置されています。
もちろん、梁や天井には、以前よりのこのお宅の材料が使われています。特に梁は、自然のままの形の材木が使われており、迫力がありました。
また、囲炉裏の土間の天井は、白いペンキのようなもので塗装されていました。これも、使われていた天井材がこのように塗られていたということで、今ではこのようなことは多分やらないでしょうね。

Kitchin

キッチンには、やはり自然石を積んだ炉台が用意されていました。薪ストーブを、いずれ置かれるご予定だそうです。キッチンセットも、特注のものです。
ところで、このキッチンの床なのですが、歩くと床面の足裏への当りが柔らかく、とても快適でした。床材の厚みが30mmあるとのことですが、これが影響しているのでしょうか。
こんな快適な床と薪ストーブがあったら、主人ならば冬はほとんどストーブの前から離れないでしょうね。
ああ、でも囲炉裏もあったんだ。。。どちらに行くか、すごく悩みそう(^^; 

Fukinuke

キッチンから見上げると、二階の吹き抜け部分に目がいきます。
新旧の材料をうまく組み合わせた中に、ガラスのシェードを使った電球が、綺麗に配置されています。
でも、今どきこのようなガラスのシェードがよく見つかったものです。まだ作られているのでしょうか。
そういえば、このお宅では蛍光灯が目に付きませんでした。このあたりも、オーナー様と設計士の方のこだわりが見て取れます。

主人が素人ながら一つ気がついたのは、光を積極的に外から取り込むように設計されているなあ、ということです。そして、どうしても光が届かない場所には、電球を備えて太陽光に近い感じの光を配っている。
ですので、ひとつひとつの材料はクラシカルなのですが、全体にモダンな印象のとても明るい空間、という印象を持ちました。

いやいや、本当に快適そうなお宅です。
ちょっと(どころかすごく)うらやましい、主人です(笑)。

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2006年5月28日 (日)

再生古民家訪問 - その壱

伊勢屋主人です。

今日の日曜日は、久しぶりにからりと晴れ上がり、気持ちの良い日になりました。
陽射しも強く、ちょっと動くと汗が出てくるような感じでした。

この好天の下、主人は再生古民家のお宅を拝見しに、大台町の旧宮川村まで行ってきました。
旧宮川村は、一昨年の大雨で大被害を被りました。でも、初夏の陽気の中を行くと、一見そんな大災害はなかったかのようなのどかさを漂わせています。
しかし、川岸の「洪水被害のため、渓流釣りは平成17・18年全面禁漁」という看板とか、未だに残る土砂崩れの生々しい跡を見ると、やはり甚大な災害だったのだな、といまさらながらに思いました。

さて、目指す再生古民家ですが、浦谷川のほとりという、まことに良い環境に佇んでいます。
杉山が多いのはちょっと主人には鬼門筋です(スギ花粉症なんです。。。)が、木立と田んぼに囲まれて、いつもせせらぎの音が聞こえる明るい印象のお宅です。
こちらのお宅ですが、築80年以上の古民家を再生されて、このような姿に生まれ変わらせたのだそうですが、にわかには信じられませんね。

なお、コーディネートされたのは、伊勢市二見町の株式会社 藍住空間プランニングさんです。

Gaikan

このお宅のオーナー様は、定年退職後に農業をなさりたいということで、このお宅とお宅の周り一面に広がる田んぼ、裏手の山をセットで購入されたそうです。
田んぼはすでに田植えも終り、猪除けの柵も厳重に施されていました。この付近の畑や田んぼは、やはり鳥獣被害が多いそうで、深刻な問題になっているようです。

オーナー様にお話を伺って驚いたのは、この物件にめぐり合うまで5年の歳月をかけて、三重県内のあちこちに理想の家を探されたそうです。このように伺うと、家との邂逅も運命なのかなって、思えてきますね。

Doma

玄関から中に入ると、石葺の土間が続き、奥の土間には石積みして作られた囲炉裏が設けられています。
ここはもともとは和室が二間続いていたのを、土間にされたとのこと。
この土間に葺かれている石、そして囲炉裏に積まれている石は、全てオーナー様が付近の川から集まられたということで、この逸話にもどれだけこの建物に愛情を寄せておられるかが、よくわかりますね。
家の中に囲炉裏とは、主人もぜひやってみたいプランです。
ここで火を見ながら酌み交わすお酒は、さぞ美味いだろうなあ などと、自分の家ではないのに想像してしまいました(^^;

オーナー様は、まだお引越しはされていないのですが、毎日こちらのお宅に来て、外溝作りや田んぼの作業などをされているとのこと。また、建設途上でも、時間があるとこちらに来られて、ご自分でできる作業をなさっていたそうで、今日もかなり大きめの石を川より運んでいらっしゃいました。

「力仕事すると、そりゃ疲れますよ。ぐったりして帰って、でも一晩寝るとやっぱりきたくなっちゃうんですよ」

にこにこと微笑まれるオーナー様の表情は、満足感でいっぱい、と見た主人でした。

次回は、内部の様子をもっとご紹介しますね。
お楽しみに!

【株式会社 藍住空間プランニング】
三重県伊勢市二見町西758
でんわ 0596(44)2555

ホームページアドレス : http://www.aikukan.jp

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2006年5月25日 (木)

りずむ

伊勢屋主人です。

今日の三重県は昨日に続き、快晴でした。
天気予報のとおり、からりと爽やかな陽気で、陽射しの下を歩くのが気持ちよかったです。
やっぱり五月はこうでなくっちゃ、と思ったのもつかのま、明日からはやはり下り坂だそうです(;-_-)

今日は、ちょっと変わったものをご紹介します。近くの里山を歩いていて、目にしました。
主人は初めて気がついたのですが、羊歯(しだ)の若葉なのです。

この若葉たちは、すーっとまっすぐに伸びていきます。

伸びてきたそれは、ぱかっとふたつに割れて、くるくるくるっと分かれて伸びていきます。

ふたつに分かれた途中には、たくさんのお団子がついていて、それがまた左右にするすると葉っぱになって伸びていきます。

羊歯って、こんな成長の仕方をするのですね。初めて知りました。
元気に伸びているこの子たちを見ていると、なぜか「りずむ」を感じるのです。

すくすくとまっすぐに伸びる「りずむ」、
真ん中からふたつに割れて、くるくるっとぜんまいを伸ばしていく「りずむ」、
すっすっと葉を伸ばしていく「りずむ」・・・。

ものが成長するときには、穏やかな「りずむ」が漂うのですね。
新しい発見をした主人でした。

Rhythm

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2006年5月24日 (水)

初夏の海の異変

伊勢屋主人です。

今日の三重県は快晴で、陽射しの強い一日でした。仕事で外出をしていたもので、軽く汗をかいてしまいました。いえ、仕事をミスした、とかいうことではありませんので。。。

ところで、昨日「海は夏」ということで、水辺はもう夏の雰囲気ということをお伝えしましたが、今日ラジオを聞いていると、海水の温度が上昇しない、という報道をしておりました。
この1月以来の低温の影響で水温が上昇せず、そのために全国の漁獲高が減り、被害が出ているということなのですが、驚いたのが全国の被害額の大きさです。
な、なんと 13億5千万 !?(゚〇゚;) 
しかも、さらに拡大が予想されるということで、大変なことになっているようです。

干物クリエイター 山眞の山下さんも、仕入れに苦労されているようで、思う値で欲しい魚が買えないとおっしゃっていらっしゃいました。
う~ん、こんなところにも影響が出てくるのですね。。。

ところで、山眞では、先日一時休んでいました「烏賊(いか)の一夜干し」の販売を再開いたしました。
少しずつですが、いかは水揚げされてきたとのことで、あの美味しい一夜干しがまた食べることができるようになりました。

実は(というのも何ですが)、この「烏賊の一夜干し」はe-伊勢屋の自慢商品の一つです。
主人の友人に、それはそれは繊細な味覚の持ち主がいます。
どれくらい繊細かといいますと、例えば主人がとても美味しいと思っているお酒を彼に飲ませると、「もうすこし米を磨いてもらうと、吟醸香がもっと出るね」と言われます。
主人など及びもつかぬほど、舌が肥えているんですね。もう、これは真似できない、というレベルなんです(脱帽!)。

その彼が、山眞の「烏賊の一夜干し」は、「こりゃ、美味い!」と絶賛なんです。
もちろん、主人も絶賛ですので、これは本当に美味しいのです(^^)
まあ、売り手がこう申し上げても、なかなか難しいのではありますが、ぜひ一度召し上がってみていただきたい一品なのです。

Ikahosi

夏場のいかは、大きさは小さくなりますが、甘みとコクは深まる上に、身も柔らかいのだそうです。
干物クリエイター自身、「夏のイカの方が好きだ」とおっしゃっていますので、間違いないですね(笑)

今日は営業モードがちと入りましたが、「烏賊の一夜干し」はいま、山眞でせっせと作られております。
どうぞ、お試しあれ!

五ヶ所のいかの水揚げには、海水温度低下の影響がないことを、祈ってやまない主人です。

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2006年5月23日 (火)

海は夏

伊勢屋主人です。

今日の三重県は、朝からどんよりと曇って、午前中から早々に雨が降り出しました。五月というのに晴れの日が少なく、困ったものです。

この日照不足が野菜の生育にも影響が出始めているそうで、築地の中央卸売市場ではキュウリやキャベツが徐々に高値になり始めているそうです。
また、冷害などにならなければよいのですが。。。

不吉なことがほんとうにならないように、今日は明るい話題を(笑)。
一昨日の日曜日、主人は南伊勢町にいたのですが(21日の「南伊勢町 ふれあい市」をご覧ください)、南伊勢町恒例のふれあい市で買い物をしたあと、海を見に行きました。
ふれあい市が行われている町民文化会館から五ヶ所湾までは、300mほどなんです。それこそ、歩いても数分の距離です。

Gokasyobay

ちょうど潮が満ちてきている時刻で、堤防のすぐ下まで海が迫ってきていました。
いつ来ても思うのですが、この五ヶ所湾の表情は穏やかで、波の行き交いがとてもゆったりしているのです。
こんな海を見ていると、つい足を浸けたくなってしまい、靴を脱いで裸足で水辺を歩いていた主人でした。

ふと見ると、クラゲが浮かんでいたり、足元をヤドカリが走ったり、はたまた何かわからないのですが3mmほどの稚魚が寄ってきたりと、豊かな海の表情を垣間見ました。

そして気がついたのは、なによりも、もう海の水が温かいのです。
どうでしょうか、正確にはわかりませんが20度以上はあるのではないでしょうか。冷たいという感じはなく、爽やかで気持ち良いのです。
海には、もう夏が一足早く来ているのですね。

なんとなく、心浮き立つ五ヶ所湾でした。

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2006年5月22日 (月)

小俣町湯田のポピー

伊勢屋主人です。

昨日今日と、天気の良い三重県です。こんな暑くもなく寒くもなくの日が続くと、楽しくなってきます。
主人の場合外での撮影の仕事もあるので、当然天気の良い方が仕事もはかどりますし、画像の仕上がりも良いですから、晴天は大歓迎です。
でも、残念ながら、明日からは雨の予報です(T_T)

実は、ずっと気になっていたのですが、伊勢市の旧小俣町内(小俣町は、伊勢市と合併しました)に、ものすごく広い範囲でポピーが植えられているのです。
毎年5月の半ばから開花して、それはそれは綺麗なのですが、今年は咲き出した頃からずーっと雨なので、撮影ができませんでした。
今日を逃すともう撮影が出来なさそうなので、ちょっと行ってきました(^^)

Poppy1

いかがです? 一面のポピーでしょう。
場所としては5ヶ所、畑だったであろう場所に植えられているのですが、かなり見事な風景です。
花の色も、真紅やピンク、斑入りなどと様々で、見ているだけで楽しくなります。
面積としてはどれくらいかわかりませんが、かなり広い土地ですね。畑としては、10枚以上あるのではないでしょうか。

Poppy3

この時期、土日はこのポピーを撮影に来る方で、この付近に珍しく軽い渋滞が起きるくらいです。
ええ、普段はこのあたりは、渋滞なぞありません(笑)。

咲き出してすぐに雨にあたったせいもあるのでしょう、今年はちょっと花が痛みがちの様子です。
今日明日あたりが、見ごろのピークです。
お近くの方は、ご覧になってみてはいかがでしょうか。

Poppy2

【小俣町湯田のポピー畑】
伊勢市小俣町湯田付近 
益屋種次郎商店本店を目指して来られると、わかりやすいです。

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2006年5月21日 (日)

南伊勢町 ふれあい市

伊勢屋主人です。

今日の三重県は、朝からからりと晴れ上がり、一日青空が続いた気持ちの良い天気でした。みなさまのお住まいの地域は、いかがでしたでしょうか。

ふだんでしたら、この時期は真夏日が続いたりして汗ばむことが多いのですが、今年は五月に入っても暖房が欲しいような日があったりして、ちょっとした異常気象なのでしょうか。
この気象の異変は海にも影響を与えているようで、例年ならもう水揚げされている「いさき」も、今年は少ないということで、ちょっと気にしている主人です。
この魚が水揚げされてこないと、主人がいつも楽しみにしているある品物が手に入らないんですよね。
それは、ちとつらい。。。

さて、今日は好天に誘われて、南伊勢町に行ってきました。
南伊勢町では、毎月第三日曜日に地元の事業者がそれぞれの生産品を持ち寄って販売する「ふれあい市」というイベントがあるのです。
主人もすっかりこのイベントにはお馴染みなので、顔を出してきました。

Sunday1

ほら、「ふれあい市」というだけあって、売る方も買う方も笑顔が多い、楽しいイベントなのです。
路地物の野菜から、干物や活魚、さらには地元の家具作家の作品展示即売、はたまたお楽しみプレゼントなど、バラエティに富んでいるのが特長です。

季節の食材がお手頃価格で買えるのもうれしいのですが、その時々で南伊勢町ならではの趣向があるのが、楽しみです。毎月いろいろとおもてなしを工夫してくださるので、今月は何があるのだろうと、毎回期待しながら訪れている主人です。
冬の時期には「猪汁」の無料サービスなんかもあって、寒い時期に芯から暖まるこのお汁の味は、とても美味だったことを憶えています。

Sunday2

「e-伊勢屋」でお馴染みの土実樹さんや山眞さんも、出店されておられました。
いまでは、月に1回のイベントとしてすっかり定着したこの「ふれあい市」、地元南伊勢町だけでなく、伊勢市や遠くは津市あたりからも、海の幸山の幸を求めていらっしゃるお客様が増えているそうです。

その月によって、鮮魚のお店があったりなかったりなのですが、せっかく海が近い町でのイベントなので、毎月新鮮な魚が買えると、楽しみが増えますね。

Sunday3

五ヶ所の暖かい陽射しと人々のやさしい笑顔に触れて、心和んだ主人でした。

【南伊勢町 ふれあい市】
毎月第三日曜日  南伊勢町町民文化会館(南伊勢町五ヶ所浦)前にて開催

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2006年5月19日 (金)

里山

伊勢屋主人です。

明日から、5月も下旬です。2006年も、もう半分近くが過ぎたのですね。早いものです。
そう言えば、子供の頃は一年が長かったように思います。三年後とか言われると、永遠に来ないんじゃないかって、不安になったりした記憶があります。
でも、最近の一年の過ぎるのが早いこと。これは、年齢のせいなのでしょうか。よくわかりません。。。

最近、三重の里山のあちこちに、乳白色の綿帽子のような景色が見えるようになってきています。
当初、主人はこれが何だかわかりませんでした。
そして、ある日はたと気がついたのです。「あれは、花だ!」

5月から6月にかけては、里山の雑木が花を咲かせるのですね。カシ、コナラ、クリ、クヌギなどの雑木の花がこの乳白色の景色の正体だったのです。
近くに寄って見てみると、房のように垂れ下がっている花なんです。風媒花なんでしょうね、これらの木は。
ご覧のように、茶畑のきみどり、杉林の濃緑色、竹林の淡い緑、雑木林の新緑、それにこの乳白色の花、と いま里山は秋の紅葉とはまた違った華やかさの中にあります。

Satoyama2

でも、この花の分布を見ていると、三重の里山は本当に雑木林がたくさん保存されているのだなあ、と思います。
これらの雑木がある山は、保水力も高く、良い水が蓄えられているのでしょう。雑木が水を蓄え、それを山が濾過して、川に補給していくのです。
お茶やお米、お酒が美味しいだけでなく、海の幸も豊富なのは、このような多くの雑木があるからなのでしょうね。

三重の豊かさの理由のひとつを、里山に見た主人でした。

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2006年5月18日 (木)

一番茶

伊勢屋主人です。

雨の晴れ間に、大台町に一番茶の製造の様子を見に行ってきました。

5月6日のこのブログに「八十八夜」として、新茶の生育の様子をお伝えしました。
その画像を見ていただくとわかりますが、もう新茶はこの時点でも十分に大きくなっていました。
でもあのあと、三重県は天候不順でずっと雨が続いていて、刈り取りのタイミングがなかったのです。
お茶って、葉が濡れていると刈り取りはしないのです。主人も、この雨続きでお茶が大きくなりすぎたり堅くなってしまうのではと、ど素人の心配をしておりました。

先日、曇りながら朝から雨が止んだ日に、「今日からお茶を作るよ!」という連絡を受けて、主人は撮影道具一式を抱えて大台町に走りました。
懇意の製茶工場に着くと、すでに摘み取られた新茶がたくさん到着しており、さらに次々と運び込まれている状況でした。このお茶の葉の、みずみずしい緑色を見てください。

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「やっと雨が止んだから、みんなが鬼のように新茶を刈り取っているんだ。もう、どんどん運び込まれてくるから、間に合わないよ~」と、工場のご主人は笑っていました。
でもどことなくさえない表情に、「疲れ気味?」と聞くと、「ゆうべは、徹夜。この調子だと、今晩も徹夜だなぁ」という答え。
うわぁ~、製茶工場はこの季節、休みなしなんですねぇ~。

工場には、新茶の爽やかだけど濃厚な香りが充満しています。新茶の香りがこんなに濃厚だなんて、初めて経験しました。

製茶工場の中は、流れ作業でお茶が出来てくるようにレイアウトされており、それはそれは精密な作りになっていました。
葉を蒸してからそれをこねて丸めて、或る程度の大きさにしたところで、乾燥を行い、さらに形を整えて最終乾燥を行って製品=煎茶になります。
初めてその流れを見た主人にとって、その過程の緻密さは、大きな驚きでした。

Teaprdct

そして、最終的に出来た煎茶が、これです。
まだ熱が残っているその葉をちょっと失敬して食べてみると、すっごく甘みがあるんです。
まるやかな苦味の中に、うっすらと甘みがあって、とてもいい感じ!

何でも、旬の出来立ては甘みがあって、美味しいものなのですね。昔から一番茶が珍重されるはずです。
あらためて、深く感じた主人でした。

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2006年5月17日 (水)

麦の穂

伊勢屋主人です。
このところの三重県は、相変わらずの天候不順。曇りや雨の日が多く、ややブルー。。。
妙に寒い日もあり、主人の家ではまだ時々ストーブを焚きます。

そういえば、今日訪問した事業者さんでも、ストーブを使っていました。
そちらは、築40年くらいの立派な建物なのですが、そこはやはり昔の建物ですから、やや肌寒いのですね。ほのかなストーブの暖かさが、うれしかったです。

こんな天気の中でも、作物は順調に生育を続けています。元気というか、健気というか(^^)

主人は三重県の中部に住んでいるのですが、この近辺はお米と麦を作っておられる農家さんが多いようです。
画像は、先週末に撮影したものですが、いまはこのように麦の穂が美しい緑の姿を見せています。
その隣の田んぼでは、ちょっと大きくなったイネの苗が、麦より少し薄めで透明感のある緑の葉を伸ばしていたりして、美しい対比を見せてくれています。

6月になると、この麦が実り、畑一面が金色になります。その金色の穂が風にそよぐ様は、これもまた一つの絵になる風景です。そんな様子をうまく撮影できましたら、このブログでご紹介しますね。

そうそう、もうひとつ。
麦が実るその頃には、主人の家の回りには蛍が飛び始めます。このところ、年毎にその数が増えてきているので、ちょっとうれしい。
でも、蛍が増えているということは、田んぼに撒かれる農薬の量が減ってきたということでしょうか。それを考えると、ちょっと怖いようなところがあります。

しかし、家の回りで蛍が飛ぶなどと書くと、どんな田舎なのか? って思われそうですね(汗)。
実際には、そんなに田舎ではないのですけれど。。。

Mugiho

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2006年5月13日 (土)

御座訪問記 - その弐

伊勢屋主人です。

今日は、御座訪問記の二回目です。お約束通り、市場の中をご案内します。
実は、主人もはじめて知ったのですが、さざえやあわびが市場に入荷するのは、朝ではないのです。
だいたい午後3時頃から、その日の水揚げが入荷し始め、市場がにぎわい始めるのです。

まあ、考えてみれば、海女さんたちも明るい日の光の下で潜らないと、どこにさざえやあわびがいるのかわからないでしょうから、朝から漁をされて午後少し経ってそれを市場に持ち込み、出荷されていくというサイクルなんでしょうね。

Gozamkt

上の画像では、みなさんが持ち込んださざえが、手前のかごの中に入っています。
中をのぞきこんでみると、大人の拳骨くらいの大きさのさざえがいっぱい! 
近頃、こんな大きなさざえは、滅多にお目にかかれません。
しかも、それが蓋を開けて動いたりしているのですから、もう面白くてたまりません(^o^)

昨日もお話しましたが、今年はなかなか漁に出られなくて、さざえもあわびも水揚げが少なかったのですが、そのことが今の大きなサイズの水揚げにつながっているのでしょうか?

Sazae

市場の方に、さざえのつぼ焼きのコツを聞きましたら、「な~んにもしなくていいよ」とのこと (えっ?)
蓋だけ外して、あとは炭火などの上に置いておけば、美味しいつぼ焼きになるのだそうです。
だしは入れないの? と聞くと、入れるとさざえの味がわからなくなるよ、と笑われました。
志摩のさざえは、餌が良いので、身からでる旨味だけですごく美味しいのだそうです。
へえ~。。。主人も、まだまだ知らないことが多すぎます。。。反省!(-_-;

そして、あわび! ホラッ!
どうです? この大きさ。さしわたし25cmくらいはあるかなあ。
こんなの、刺身にして今晩の肴にしたら、幸せになれますね。あ、もちろん、お酒は「酒屋八兵衛」で(笑)

Awabi

いやあ、志摩の海の豊かさが実感できた、御座市場でした。
e-伊勢屋では、この志摩産の新鮮な魚介類を扱うことになりまして、ただいま準備を進めています。
もうしばらくしましたら、お知らせできると思います。

どうぞ、お楽しみに!

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2006年5月12日 (金)

御座訪問記 - その壱

伊勢屋主人です。

連休明け以降の三重県は、いまひとつ天候不順です。からっと晴れ上がった日はほとんどなく、曇っていたり細かい雨が降っていたり。
もう、梅雨入りなの? って思わず思ってしまうような毎日です。
こういうときは、主人としても困るんです。このブログは、公開の時に必ず写真を付ける、と勝手に決めています(笑)ので、その撮影がなかなかできなくて。。。

それでも、そんな雨の中、志摩市の御座漁港におじゃましてきました。
今、志摩ではあわび、さざえの漁が最盛期を迎えています。解禁は4月からだったのですが、天候の加減で4月はあまり漁獲がなく、この連休明けから本格的な漁となっているそうです。

まずは、御座漁港の様子から。ね、曇っていてどんよりとしているでしょう。
志摩の海ですから、晴れていたらさぞきれいな海なんでしょうけど。

Goza

正面奥の右手に、灰色の建物が見えますね。屋根の上に4つ、さらに屋根のようなものが乗っている建物です。
ちょっと小さくてわかりづらいかもしれませんが、こちらが海女小屋なんです。ご存知の方も多いと思いますが、一日の漁を終えた海女さんたちが、体を暖めたり疲れを癒す場所です。
当然ながら、男子禁制だそうです(>_<)

でも、いまもこうした施設があり、海女さんたちによる漁が続けられているというのは、ものすごいことと思いませんか? 少なくとも、主人はそう思います。

明日は、市場の中をご案内しますね。お楽しみに!

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2006年5月 9日 (火)

30年前の音

伊勢屋主人です。
まる2日間、お休みをいただいちゃいました(^o^)ゝ ちょっと、いろいろと片付け物がありましたので(笑)

さて、連休 終っちゃいましたね。みなさま、いかがお過ごしでしょうか。なんとなく、仕事に身が入らない という方もいらっしゃるのでは???
実は、主人にも記憶があります。ゴールデンウィーク明け、仕事するのがユーウツだった、というのが(汗)

この連休中、主人はわりと仕事をしておりました。
結局ちゃんと休めたのは1日だけ。で、その日も肉体労働をしていましたので、体的には休みにならない(-_-) 
あと、2日と7日がそれぞれ半日ずつ休んだ、という連休でした。ぜんぜん、連休モードではないですね(笑)。

さて、その7日ですが、主人はかねてより気になっていた工作に手を付けました。この前、東京のOさんからいただいた、「真空管ラジオ」の製作です (^^)/
これは、懐かしの真空管を使ったラジオのキットで、(株)学研より発売された『大人の科学』シリーズのものです。

なんか、『大人の科学』というタイトルが、妙に懐かしい響きです。
主人が小学生の時には、学研より毎月『○年の科学』と『○年の学習』という小学生向けの雑誌が出版されていました。ご存知の方も多いと思います。この『科学』と『学習』なんですが、確認いたしましたら、今も販売されていますね。すごい長寿雑誌(笑)。
子供心には、『科学』の方が付録が面白くて欲しいのですが、親は『学習』なら買ってもいいという態度でしたので、しばしば条件闘争を繰り広げたものでした(爆)

さてさて、この真空管ラジオ、高さが45cmくらいあるかなり大きなものです。大きさがイメージしていただけるように、一輪挿しを隣に置いてみました。

Tuberadio

どーんと正面にある、糸を張ったようなひし形のものは、アンテナです。その真ん中にあるラッパ状のものが、スピーカーホーン。まるで、蓄音機ですね。
手間にピカピカと並ぶ3本が、真空管です。いまのお子さんは、こんなもの見たことないでしょうね。30年以上前の、中国製だそうです。
選局は、向かって右のつまみを回して行います。
組み立ては、ハンダなどは使わないので、2時間程度で出来てしまいました。やはり、アンテナをきれいに巻くのが難しく、しかも一生懸命この線を巻いていると、下の方でこんがらがっていたりして、かなり苦労させられました。でも、まあ無事に完成しました。

え、なるのかって? もちろんです! ちゃんと受信できますよ。難しいけど(-o^)
原因の一つは、主人の家にもあるようです。要するに、ここは電波が弱いのです。
ですので、2階に持っていくと比較的感度良く受信できます。

主人にとって、このラジオの一番の魅力は、実はチューニングしている時の ”音” なんです。
つまみを回していくと、ピュィィイ~とかピロピロピロ~なんていう昔懐かしい音がしちゃうんです! ああ、めっちゃアナログ!! 
なんか、それだけで楽しい真空管ラジオです。このチューニング音をお聞かせしたいのですけどね。

Oさん、ちゃんとできましたよ。楽しいプレゼント、ありがとうございます!!

ちなみに、このキットは限定1万台で発売されたのですが、発売と同時にあっという間に売り切れてしまったそうです。ですので、いまやレア物(笑)

ps : 同じシリーズで販売されているからくり人形『弓曳童子』にも、興味津々の主人なのでした(^^)
ご参考までに ~  http://shop.gakken.co.jp/otonanokagaku/vol10.html

【大人の科学 ホームページ】
http://shop.gakken.co.jp/otonanokagaku/index.html

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2006年5月 6日 (土)

八十八夜

伊勢屋主人です。

昨日に続き、三重県の多気町の様子をお知らせします。
多気町が、県内でも有数の緑茶の生産が盛んな場所であることは、昨日もお知らせしました。
歩いてみると、あちこちに茶畑や加工場があり、確かにお茶の産地であることを実感させられます。

今年は刈り取りがやや遅いとのことで、主人が歩いた昨日は、茶摘を行っている風景は見ることが出来ませんでした。あ、茶摘といっても、手で積むというのはいまはほとんどなく、機械で刈るのだそうです。
できれば、その様子も追ってご紹介したい、と考えています。

しかし、新茶の色って、独得です。
この鮮やかなきみどり色の部分が新しい茶葉なのですが、この下に隠れている去年の茶葉の濃い緑色とは、当然まったく違う色合いですし、昨日ご紹介した柿の葉とも、微妙に異なるのです。
同じ色調の中で、少しずつ違う色合いに染めあげられる三重の春は、贅沢な色遣いをしていると言えるでしょう。

Chabatake

実は、ナイショで新茶の葉に触ってみました。
あたりまえなのでしょうが、とっても柔らかいのです。
いってみれば、レタスみたいなちょっと芯のある柔らかさですね。

それともうひとつ、気がついたことがありました。
今回近くによってみて初めてわかったのですが、新茶の葉は、ウサギの耳のようにピンとまっすぐに立っているんです。
葉っぱって、水平方向に広がっていると思い込んでいた主人には、ちょっと目からウロコ状態でした(笑)。

Leaf

このようになっているので手でも摘みやすく、バリカンのような機械でもしっかりと刈り取りができるのですね。
やはり、現場に行くと、いろいろと面白いことがわかってきます。

今年の八十八夜は、5月2日でした。
歌にうたわれた茶摘の時期は、もう過ぎてしまいましたが、三重県ではこれからが一番茶の季節になるのです。

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2006年5月 5日 (金)

みどり、鮮やか!

伊勢屋主人です。

今日の三重県は、とても良いお天気でした。最高気温も25℃を超えた地域もあり、春たけなわというよりは初夏に近い感じでした。
一週間前の先月末は、夜はまだ肌寒く、ストーブを焚いていたのですが、それが嘘のような陽気です。
まあ、このまま一気に夏になるわけでもないのですが。

植物って、気温の上昇を敏感に感じるのですね。周囲は、鮮やかな緑に包まれています。
おかげで、主人の家の庭にも雑草がたっくさん元気に伸び出していて、近々草取りをしなければならない状況に追い込まれています (>_<)

今日は、所用で多気町というところに行ってきました。こちらは、お茶と次郎柿、あとは家電メーカーのシャープ(株)の大規模な液晶テレビ工場で有名なところです。
お茶、柿という一次産品と、時代の最先端をゆく液晶テレビの取り合わせが、なにやらおかしく感じる、主人であります。

それはさておき、いまの季節、お茶は一番茶が、柿は若葉がそれぞれに萌え出ていて、とても美しいのです。
柿の葉って、厚手で濃い目の緑というイメージなのですが、若葉の時はご覧のように鮮やかなきみどり色なんです。今日のように、太陽のひかりが強いと、目に痛いほどのあざやかさです。
手前のきみどりの柿の葉と、後ろの茶畑の畝が織りなす風景が面白くて、撮影してみました。

Green

多気町の次郎柿は、甘柿として有名な品種であり、カリッカリとしっかりとした歯応えのある食感が特徴です。かたちは、やや平べったい典型的な柿のかたちであり、ひとつひとつの実がとても大きくなります。

いまはご覧の通り、きみどり一色のこのあたりが、秋には赤く色づいた柿の実の色に染まります。
それはそれは見事な風景ですので、また秋になりましたらお伝えしますね。お楽しみに!

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2006年5月 4日 (木)

蜂飼い人

伊勢屋主人です。

おとといアップしたみつばちの写真ですが、お褒めのコメントをいただきました(^^)
少し、気をよくしている主人です。

養蜂といえば、三重県にも養蜂を行っておられる方々が、多数いらっしゃいます。
主人が知っている養蜂家の方が、南伊勢町にいらっしゃいます。以前、一度その様子を拝見に行きました。

ご覧のように、みつばちがブンブン飛び回っている中で、仕事をされています(あたりまえですね)。
このように、巣箱の中に6~7個、巣を作ることができるようになっている木枠を入れて、それを取り出してはハチミツをしぼるのです。
画像が小さいですが、手に持っているのが木枠に作られた巣です。それに小さい粒が付いていますが、これがみつばちです。さらに、箱の中を見てください。側面にも、びっしりとみつばちがくっついています。

この巣を取り出すとき、刺されやしないかと、見ている方がひやひやします。だって、自分の巣を取り出されるのですから、みつばちにとっては一大事ですよね。
「ウチのみつばちはおとなしいから、大丈夫だよ」との声に励まされて、撮影をしていたのですが、もっと近くに寄って撮影しようとした途端に「いたっ!」って。。。
「ひさしぶりにやられちゃったなぁ」と苦笑いをされているのですが、これで主人はやはりおよび腰に。
ですので、あまりアップの画像がないのです。

Hachikai

こちらの養蜂家は、5月以降花を求めて日本列島を北上されていきます。れんげ、アカシア、とち、そばとさまざまな蜜を採取して、南伊勢に戻るのは秋になるのだとか。

「蜂飼いは、一年の半分は旅しているものなんだよ」
こちらも、自然の運行に従った仕事をされています。

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2006年5月 2日 (火)

れんげとみつばち

伊勢屋主人です。

さて、昨日訪れたれんげ畑には、たくさんのみつばちも集まってきていました。驚かさないようにじっと見ていると、すぐ近くの花まで来て、蜜を集めていきます。
こうして見てみると、みつばちってかわいい顔をしていますね。
「みつばちマーヤの冒険」という本がありましたが、みつばちを主人公にしたくなった気持ちが、わかるように思います。

主人は、子供の頃誤って素足でみつばちを踏んでしまったことがあり、当然そのみつばちから逆襲を受けてしまった経験を持っています(笑)
実は、そんな幼児体験のために、今までみつばちに対してはちょっとおっかなびっくりだったのですが、これからは少しそんな気持ちも和らぐかもしれません。

そういえば、つい先日、れんげ畑が日本全国で減ってきたため、国産のレンゲハチミツの生産が減ってきた、というニュースを見ました。
国内のハチミツは、れんげとアカシア(正確にはニセアカシア)がそのほとんどを占めているのだそうですが、れんげは前述の事情で生産量が落ちてきている。
一方、ニセアカシアは帰化植物なのですが、繁殖力が非常に強く、いま日本全国で猛烈な勢いで増殖しているのだそうです。
それなら、アカシアのハチミツはたくさん取れそうなものですが、どっこいそうはいかなくて、あまりの繁殖力の強さゆえに日本在来の植物を駆逐してしまうため、一部自治体では積極的に伐採を始めているのだそうです。
当然のことですが、このような動きに対して、養蜂業者の方々は将来に対して不安を感じている、といった内容でした。

日本の養蜂業も、こんな産業の根幹にかかわる、深刻な課題を負っている という事実を初めて知った主人でした。ミツバチは、平和に蜜を集めに来ているのですが、その背後は大変なんですね。

e-伊勢屋も、なにかお手伝いができれば良いのですが。

Honeybee

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2006年5月 1日 (月)

れんげ畑

伊勢屋主人です。

今日の三重県中部は、とても暑かったでした。昼頃は、外に出るとむっとするほどで。
最高気温は25度近くあったのではないでしょうか。

主人の家の周囲の田んぼは、ほとんどが田植えが終わりました。
昨日おとといが田植えのピークだったようで、週末に田植えが一斉に行われるところを見ると、このあたりも兼業農家が多いのでしょうね。

いまは、オバQの頭の毛みたいなイネが、あちこちに植えられています。
と言っても或る程度の年齢の方でないと、オバQの頭の毛のイメージがわかりませんね(笑)
それはともかく、こんな夏みたいな陽気だと、イネはもっと大きくなっていなければならない、といった錯覚に陥りそうです。

ところで、主人が子供の頃はいたるところの田んぼに、レンゲが植えられていたような記憶があります。
確か理科の時間に、レンゲの根に養分を貯める球状のものができて、それをすきこむことでイネの生育を助けるのだ、と教わった記憶があります。だから、どこの田んぼにもレンゲが植えられていたのでしょう。
でも、いまはそんなことはしないようで、レンゲが植わっているところも少ないですし、レンゲが植えられていたにしても、そこは田植えが終ってもそのままにされているようです。

田んぼに囲まれた主人の家の周囲でも、れんげ畑はわずかです。
でも、昔のように田んぼにすきこまれることがなくなったおかげで、ゆっくりとレンゲの花を楽しむことができます。
みつばちも、のんびりとレンゲの蜜を集めに寄ってきています。また、子供たちも思いっきりれんげ畑で遊んでいました。

Renge

これはこれで、良い風景ではあるのですが、自分の教わった事柄が時代とズレはじめていると認識しなければならないのも、少し寂しい気持ちがします。

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