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2006年4月29日 (土)

伊勢神宮 内宮前おはらい町

伊勢屋主人です。

所用があり、午後から伊勢市にまいりました。そこで、しばらく行っていなかったこともあり、伊勢神宮内宮前のおはらい町に行ってきました。
ゴールデンウィークに入りましたので、クルマもひともいっぱい! でも、なんとかクルマをとめておはらい町へ。

おはらい町は、(株)赤福さんが作った「おかげ横丁」で全国に名高い、伊勢神宮内宮前の門前町です。
実は、このおかげ横丁の中に、波切本枯節のまるてんさんがお店を出しています。せっかくなので、立ち寄っていくことにいたしました。
おはらい町も人通りが激しく歩きにくかったのですが、おかげ横丁に入ったとたん、人に当らずに歩くのが無理なくらいの、混雑ぶり!
やはり、全国からの善男善女を引き付ける魅力がここにはあるのでしょうね。

まるてんさんのお店は、伊勢志摩の特産品を集めた「味の舘」の中にあります。今日は土曜日ですので、社長の天白さんがご自身でかつお節を削っています。
「これからゴールデンウィーク中は、毎日ここにくることになりそうだね」と笑う天白さん。お店の前にはひっきりなしにお客さんが立ち、いろいろな質問をされます。
主人がいた僅か10分間にも、何人ものお客様が立ち止まり、削り節を買ってお帰りになっていました。

「お客様とお話しをして、かつお節を削り、売って。いそがしくて いそがしくて。でもねえ、こうやってお客さまとお話していると、元気がでてくるんだよ。うれしいねえ」と汗をふきながらおっしゃる天白さん。

けずり節が新鮮で美味しくて、パッケージデザインもオシャレなうえに、店もこんなに特色のあるディスプレイなら、忙しいのはあたりまえですね。
読者の方で、この連休中におかげ横丁を訪れる予定の方がいらっしゃいましたら、ぜひまるてんのお店にもお立ち寄りくださいね。

Maruokage

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2006年4月27日 (木)

太陽の運行に従った仕事

伊勢屋主人です。

実は、主人はわりとローカルな雰囲気の場所に住んでいます。周囲に商店も少ない、まさに農村地帯の真ん中であり、家の窓からは一面に田んぼが広がっています。

いま、この田んぼでは、朝から夕方まで人々が仕事に精を出していらっしゃいます。トラクターで代掻きをする方、中には手作業で代掻きを行う方も。
その一方で、田植えも順調に進んでいます。半数ほどの田んぼは、田植えが終ったでしょうか。
いまは植えられたイネの苗は、ほんとうにちっちゃく頼りない雰囲気です。でも、1週間も経つと根が張るんでしょうね、しゃきっとした姿になります。

この時期の、まだ田んぼに張られた水面が見えて、その中にイネががんばって立っているという取り合わせの風景が、主人はとても好きです。
主人にとっては、サクラよりもむしろこの風景の方が、春が来たなあ という実感をもたらしてくれています。

そんな少し慌しい雰囲気の中で、ひとりで黙々と畑に鍬を打ち込む女性を見かけました。
葉桜の下で農作業にいそしむその姿には駘蕩とした雰囲気が感じられ、思わず見惚れてしまいました。
ご本人にしてみれば、力仕事でもありのんびりなどというお気持ちではないのでしょうが、牧歌的な風景に主人の目には映ったのです。

Farmer

これから暑くなると、サクラが葉を茂らせて陽を遮ってくれるのでしょうね。その木陰で休みを取ったりしながら、この方は作業をなさるのでしょうか。

時計でなく、太陽の運行に従って悠然とされている仕事は、分単位で時計を睨みながらの仕事になることが多い主人から見ると、ひとにとって最も自然な暮らしと仕事の仕方であるように思えてしまうのでした。

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2006年4月25日 (火)

5月の田端優美術館

伊勢屋主人です。

前回は、田端優美術館で開催している辻美穂さんのイラストレーション展について、お伝えしました。
こちらの展示は、今週の28・29・30日が最後の開催日ですので、お近くの方、また興味のある方はどうぞお運びください。

さて、来月5月は、辻さんのお父様である田端優館長の個展が開催される予定になっています。
開催期間中には、田端さんのギャラリートークも予定されていますので、作者から直接 作品に関する興味深いお話が伺えるのではないでしょうか。

開催日程は、5月の週末 金・土・日曜で、12・13・14日、19・20・21日、26・27・28日となっています。
開館は午前10時より午後5時まで。
ギャラリートークは、5月20日(土) 午前10時30分より11時30分までの1時間の予定です。

天気の良い週末に、また主人も自転車でおじゃましよう、と考えています。

Ytbt2

【田端優美術館】
三重県多気郡明和町蓑村1046
でんわ 0596-27-0727
http://www8.ocn.ne.jp/~yutbt/

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2006年4月23日 (日)

辻美穂さん イラストレーション展へ ~ 透明水彩の、たゆたう世界

伊勢屋主人です。

一昨日「次回は美術館の中に入ってみましょう」とか、書いておきながら、一日空いてしまいました。
ごめんなさい m(_ _)m
ではあらためて、美術館の中に入ってみましょう。

ドアを開けると、もうそこに辻さんが。「お久しぶり!」
実は、一年ぶりくらいの再会です。同じ町内に住んでいるのですが、なかなかお会いできなくて。
365日元気!な雰囲気はあいかわらず、の辻さんでした。
ギャラリーの中も、元気な声でいっぱい。子供たちもたくさん展示会を見に来ていて、にぎやかでした。
なにか、懐かしい場所に戻ってきた、そんな気分になっていた主人でした。

Tsujigallary

館を入って正面は、大きなイラストが3点。今回の招待状に描かれていたイラストも、ありました。
その周囲には、動物や樹木、子供などを題材にした新作が、ずらりと展示されています。

辻さんの作品は、透明水彩という絵具で描かれています。
透明水彩ですから、或る色の上に別の色を乗せると、下の色も透けて見えるのですが、全てが全てそうではなく、色によっては透けないのもあるとのことで、それぞれの色の性質がきちんとわかっていないと使いこなせないのだそうです。

主人は辻さんの作品の、デフォルメした対象の描き方、鮮やかな色使い、そして色のにじみというかボカシが好きです。この発色の良さやボカシは、透明水彩ならではの効果なのでしょうか。
自分で絵を描く趣味 というよりは、才能のない主人には、そのあたりはよくわからないのですが(^^;

Tsujiwork

ギャラリーの中央に置かれている、大きなベンチに座って作品を見ていると、なにかゆったりとしたいい気分になってきました。これも、辻さんの作品が出しているオーラの力なのでしょうか。

展示会も、残すところ28日・29日・30日の残すところ3日です。お近くの方は、ぜひお運びください。
伊勢屋主人のお薦めです。

え? 美術も薦めるのかですって?
そうです。三重の特産品だけでなく、三重の特産美術もお薦めするのです、e-伊勢屋は(笑)

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2006年4月21日 (金)

辻美穂さん イラストレーション展へ ~ ひさしぶりの田端優美術館

伊勢屋主人です。
前回ご紹介した、辻美穂さんのイラストレーション展に行ってきました。

でも、彼女の作品をご紹介する前に、会場の田端優美術館をご紹介しましょう。
先日も少しお話しましたが、田端優美術館は私設美術館であり、辻さんのご父君でいらしゃる田端優さんが設立されました。田端さんご自身の作品を中心に、展示されています。

同じ敷地内に田端さんのお住まいもあるのですが、とってもいい雰囲気なんです。雑木林の中に家がある、という感じで。主人好みです(^^)

Yut2

こんな家だと、四季折々の自然の表情が楽しめるでしょうね。春のいまは、葉桜がきれいでした。

お住まいの裏手では、椎茸の栽培もなさっていて、これもまたいいな、と。
一度、主人も挑戦してみようかと考えているのですが。でも、主人は椎茸よりはなめこを育ててみたいな、と思っています。なめこの味噌汁、大好物なんです(笑)。

美術館は、このお住まいの左手にあります。シンプルでいい雰囲気でしょう。
その前にママチャリが置いてあるのも、近くのひとが気軽に見に来ている様子をあらわしていて、微笑ましい感じです。
美術館っていうと、ちょっと敷居が高い感じがするのですが、こちらは本当にアットホームなところで、美術館の中でも外でも、いつもなごやかな話し声が聞こえるのです。

Yut3

今日も、親子連れが何組かいらしていました。みなさん、辻さんと顔なじみのようで、それも楽しい雰囲気でした。

では、次回は美術館の中に入ってみましょう。

【田端優美術館】
三重県多気郡明和町蓑村1046
でんわ 0596-27-0727
http://www8.ocn.ne.jp/~yutbt/

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2006年4月19日 (水)

INVITATION ~ 辻美穂さん イラストレーション展

伊勢屋主人です。

旧知の辻美穂さんが、個展を開催されているそうで、主人にお誘いの葉書をいただきました。
うれしいな!

Invitation

辻さんは、二科展など多数の展覧会で入賞の実績をお持ちのイラストレーターです。
三重県のローカル雑誌『NAGI』(月兎舎 刊)誌上でも、彼女の作品を多数見ることができます。

個展の会場は、田端優美術館。池を隣にした、静かな林の中に佇む私設美術館です。
この美術館の館長である田端さんは、辻さんのお父さんであり、毎年春から初夏にかけて親子で個展を開催されています。

主人は、辻さんの色彩豊かでダイナミックなイラストレーションも大好きですが、田端優美術館そのものの雰囲気も、大好きです。
自然の中にすっくと佇む個性的なアトリエと美術館は、主人の理想の住まいに近いものです。ですので、個展を拝見しにいく楽しみは、二重なんです。
ただ主人の場合、創作というクリエイティブな事柄とは縁がありませんので、美術館ならぬガレージに転用されてしまうのは、バレバレですが(汗・・・)

辻美穂さんの個展は、4月14日から開催されていますが、このあとの日程は21・22・23日、28・29・30日となっています。開館は、午前10時より午後5時まで。
辻さんにお会いになりたい方は、金曜日か日曜日がよいようです。

主人の家からは、歩いてもいける距離ですので、この週末にお邪魔しようと思っています。
みなさまも、お近くの方はぜひお運びください。

【田端優美術館】
三重県多気郡明和町蓑村1046
でんわ 0596-27-0727
http://www8.ocn.ne.jp/~yutbt/

【月兎舎】
三重県伊勢市馬瀬町638-3
でんわ 0596-35-0556
http://www.i-nagi.com/

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2006年4月18日 (火)

土実樹訪問 - その参 ~ 生り物(なりもの)にかける思い

伊勢屋主人です。

土実樹訪問記の三回目です。

軽トラで一気に斜面を駆け上がって、セミノール畑まで着いたところでしたね。
「こっち」という声に導かれて、セミノール畑へ。
昨日お伝えしたように、全ての果実は緑色の袋をかけられています。

「美味しそうなのを、見せたいよな」と笑う溝口さん。袋をかぶったあちこちの実を、片手でほたほたと触りだしました。

「触っただけで、熟しているかどうか、わかるのですか?」

という主人の問いに、

「そりゃあ、ね。何年もやっているもんな」

と悠然と答える溝口さん。
いや、失礼いたしました m(_ _)m

「これがいいかな」とゆっくりと外した袋の中からは、だいだい色も鮮やかなセミノールが。

Seminorup_1

見てください、この色を。なんとも言えず深くて、明るい色です。
この色を適切に表現する言葉が浮かばない、主人でした。

「いい色ですねえ」

と見惚れる主人に、

「肥料のやり方ひとつでも、色は変わるんだよ」

と溝口さんは、おっしゃる。
土の性質を見て、それに最適の有機肥料を作り、与え、果実に甘みを蓄えるように灌水を按配する。
一年たゆまず樹の面倒をみて、その時間の結果としての果実を収穫する。
なんてきめの細かい、丁寧で時間をかけたものづくりなんだろう、と思います。

「やっぱり、見てもらいたいんだよなあ、どんなふうにして蜜柑を作っているかを。ここで、樹を前にして、こんな考えで作っている、って知らせたいんだ」

と、口調が熱くなる溝口さんです。
土実樹の農業生産の基本は、生態系にできるだけ影響を与えないよう配慮する「循環農法」です。
その実践の姿をぜひ皆様に見ていただきたい、というのが、溝口さんの願いです。

このブログを読んでいただいて興味が湧いた方は、土実樹にご一緒しましょう。e-伊勢屋がご案内します。ご都合の良いときに、土実樹の農場を見てみませんか。
いまの農場は、デコタンの花と、セミノールの実と花が迎えてくれる、一年でいちばんいい季節です。

詳しくは、info@e-iseya.jp までメールでお問合せください。
ゴールデンウィークの一日、農場を見て回る休日も良いのではないでしょうか。

e-伊勢屋では、この土実樹のセミノールを、来週から販売開始する予定です。こちらも、ご期待ください。

【土実樹】
三重県度会郡南伊勢町五ヶ所浦3958

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2006年4月17日 (月)

土実樹訪問 - その弐 ~ セミノール畑へ

伊勢屋主人です。

実は、私風邪をひきまして、この週末、うつうつと寝込んでおりまして。
で、昨日は更新をパス! ← こらぁ、勝手に休むな、ブログ見に来たのに、更新ないじゃないかぁ!
なんて、お叱りをいただけると、ブロガーとしてこれ以上の勲章はないのですが。。。

あ、もとい。
土実樹訪問記の二回目ですね(^^;
前回は、ハウスの中でデコタンの花を拝見しました。
ひと通り拝見し、撮影も終ったところで、溝口さんが「じゃ、次はセミノールに行こうか」と誘ってくれました。

セミノールという柑橘類、馴染みの少ない方もいらっしゃるのではないでしょうか。
もともとアメリカで作られた品種で、グレープフルーツ類と蜜柑の交配種です。
親である蜜柑とグレープフルーツのそれぞれの良さをまっすぐに引き継いでいて、鮮やかでしかもつややかなだいだい色の姿は蜜柑から、驚くほどたっぷりとした果汁はグレープフルーツからもらった特徴です。

日本に入ったのは1955年。田中長三郎博士がUCLAより苗木を導入し、南伊勢町(旧南勢町)五ヶ所の篤志家 桂清吉氏とともに商品化されました。
いまでは、当たり前になっている冬越しの袋掛けも、この品種より始まったことなのだそうです。

セミノール畑は、山の斜面の中腹。そこまで、土実樹のスタッフと軽トラックで行くことに。
当然のように、荷台にさっと乗り込むスタッフを真似て、主人もごそごそと荷台に(笑)

「いくよ!」という溝口さんの言葉で、走り出した軽トラ。

お、これは。。。
気持ちいいんです! まるで、オープンカー(笑) まあ、荷台だから、確実にオープンですね(爆!)
あ~、ひさしぶり、こんなの。
軽トラは、山の斜面にかかり、ぐんぐん登っていきます。斜度は20度くらいでしょうか(まったくの勘です、ごめんなさい)、けっこうな坂です。

ん~、でもでも。新緑の季節だし、周囲は蜜柑の葉の明るい緑いっぱいで、本当に気持ちいいんです。空気はきれいだし。
これは、体験してみないとわかりませんね。
しかも、ちょっとしたジェットコースターよりも面白い軽トラなんです(おいおい)。

で、着いたのが画像のセミノール畑。緑の袋をかぶっているのが、完熟しつつあるセミノールたち。

Seminorplant

袋をかけるのは、その特徴である鮮やかな色を保つためです。
画像からは見えませんが、樹の根元はマルチといってビニール様のもので地面を覆われています。
これは、雨水などを多く木に吸わせないための、工夫です。たくさん水を吸ってしまうと、果実が水っぽくなり甘みが減るのだそうです。
うむむ、やはりいろいろな工夫が、生産現場では行われているのですね。

と、かなり長くなりましたので、完熟セミノールとのご対面は明日にいたしたく。
また、よろしくお願いします m(_ _)m

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2006年4月15日 (土)

土実樹 (つみき) 訪問 - その壱 ~ デコタンの花を見に

伊勢屋主人です。

今月は、わりあいに調子よく更新していたのですが、今回は中三日空いてしまいました。久しぶりの更新です (^^;

先日、土実樹の溝口さんから連絡をいただきました。

「デコタンの花が咲き始めたから、こない?」

というお誘い。いそいそと、カメラを担いで出かける主人であります。
土実樹の農場に着きますと、待っていてくれた溝口さんに早速ハウスの中に案内してもらいました。
ハウスの中は、かなり暖かいのです。しかも、湿度も相当高い。カメラのレンズが、早速曇ってしまいました。
それに、デコタンの花の香りが充満していて、ちょっとむせるよう。

そう、デコタンの花って香りが強いんです。ハウスの換気のために大型の換気扇が取り付けられているのですが、この時期はこれが動くと、20mくらい離れていても香りがわかるほどなんです。
アロマに使うエッセンシャルオイルに、「ネロリ」というオイルがありますが、これはオレンジの花から抽出するのだそうです。
土実樹に来て、デコタンの花の香りをかぐと、ネロリってこんな感じかなって思います。

「今年の花の付き具合はどうですか」

と尋ねると、

「ハウスは管理できるから、今年もいいですよ。天候に左右されて難しいのは、路地栽培の方だよね」

とのお答え。路地ものの花はこれからですので、溝口さんも気になるのでしょう。
しかし、この清楚で真っ白い花が、9ヶ月後には600gもの大きなデコタンになるというのは、ちょっと信じられません。
あまりに重いので、ひとつひとつ紐で結んで支えている様子を初めて見たときは、主人も驚くとともに、その丁寧な栽培に感じ入ったものでした。

Decotanflower

土実樹では、ゴールデンウィークの頃がデコタンの花の最盛期になります。みなさんも、一度訪れてみてはいかがでしょうか。

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2006年4月13日 (木)

お木曳団・・・?

伊勢屋主人です。

日付が変わってしまったので、日時としては一昨日なのですが、実質は昨日の続きです(^^)

宮川堤でサクラを眺めたあと、主人は伊勢神宮の外宮に行きました。
ずいぶん久しぶりの伊勢神宮です。
ご存知の通り、伊勢神宮は内宮と外宮に分かれています。内宮が天照大神=太陽であるのに対し、外宮は豊受大御神=月であり、農業、産業の神様とされているようです。

最近の主人は、外宮の方がお気に入りです。というのも、観光客が比較的少ないからです。
太古の自然や弥生時代の高床式の風情を偲ばせてくれる伊勢神宮は、静かにその雰囲気を味わいたいと個人的には思うのです。
その点からすると、内宮は参道の雰囲気は抜群なんですけど、ちょっと人の数が多すぎる。。。
早朝なら、全然違うのでしょうね。
もう朝も早く明けるようになってきたので、一度早朝参りをやってみようって思っています。

さて、外宮では、これからお木曳きに行かれるのでしょうか、このような方々と出会いました。

Okibikidan

先頭ののぼりが勇ましいです。さらに、みなさんの揃いの半被も、いい感じでした。
何よりも、誇らしげな表情がとってもいいじゃないですか。これから「いくぞ!」って、気合が入っているし。
(でも、この画像からは、そこまで見えませんね。残念です)

このような行事が、日常生活の中に織り込まれているのは、日本の文化を継承する上でとても大事なことなのでしょうし、それが実際に行われているのは、今となってはさらに貴重なことなのでしょうね。

ざっざっ、と脇を歩いていくこの一団を、しばらく見送った主人でした。

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2006年4月11日 (火)

神領民の誇り

伊勢屋主人です。

さて、この日曜日に花見に行った折のこと。
この春から、伊勢では次の式年遷宮が本格的に始まったようで、あちらこちらで動きが見られました。

おっと、式年遷宮といっても、伊勢以外にお住まいの方にはわかりづらいかもしれませんね。
伊勢神宮では、20年に1度、全ての社を建て替えます。これは、神道における「穢れ(けがれ)」を嫌うということとともに、神宮独得の建築手法を効率的に伝えていくという狙いもあったようです。

今、伊勢市内で多く見られるのは、「お木曳き」という行事です。これは、新しく社の建築に使う材木を、市内各町の人々が曳き回していく、というものです。
実は主人も伊勢の人ではないので、あまり詳しいことはわかっておりません。これから、数年かけてその動きを目の当たりにしていくことで、だんだんにわかっていくと思いますし、みなさまにもお伝えしてきますね。

画像は、花見に行った宮川堤に高々と掲げられたのぼりです。
この日、ここでお木曳きに関する行事があるらしいのでしたが、いつから始まるのか時間がわからず、仕方なしに主人はその場をあとにしたのですが、この強風にたなびくのぼりは、伊勢の人々の式年遷宮にこめる思いとそれに係われることの誇りを、示しているように見えました。

Nobori

のぼりの高さは10mくらい。それを支える竹も20~25cmくらいの太い孟宗竹で、それはそれは立派なものでした。

20年に1度しか見ることのできない、伊勢ならではのこの壮大な行事。
主人もこれから数年、楽しみに見ていこうと思っています。

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2006年4月10日 (月)

伊勢 宮川堤の花見

伊勢屋主人です。

三重県中部は、先週の金曜日と土曜日(4月7日・8日)と猛烈な西風が吹き荒れました。特に、8日は黄砂までが来襲し、車で走るとフロントガラスにしゃりしゃりと、砂が当る音がするほどだったんです。
おかげさまで、愛車は思いっきり砂まみれになり、昨日は久しぶりに洗車をしてしまいました。

実は、主人は夜 布団に入りながら、さながら木枯らしのようにびゅうびゅうと音を立てて吹きつけるこの風に、気が気ではありませんでした。
このままでは、一年に一度のサクラの花が散ってしまうではないか! なんと、無粋な風なんだい!(怒)

翌朝、ややひんやりとした陽気でしたが、多少ドキドキしながら、伊勢の宮川におもむいた主人でありました。
宮川の土手は、三重県南部では有名なサクラの名所で、渡会(わたらい)橋の上下流約2kmにびっしりとサクラが立ち並んでいるのです。
昨夜の強風で、サクラはかなり散ってしまっただろうな、残っていたにしても、あんまり華やかな風景にはなっていないだろうなぁ。だって、あの風だったもの などと考えながら、土手に立った主人でした。

ところが、主人の最悪の予想を見事にひっくり返して、サクラは立派に満開の花をつけていました。まだ、名残の風がそこそこ吹いているのですが、花吹雪もあまり見られず、まったくの満開の状態で主人を迎えてくれたのでした。

Hamani

主人が到着したときは、午前10時前だったのですが、もうかなりの人手。でも、みなさんご家族や恋人と一緒に、カメラ片手に散策 という方が多く、静かな良い雰囲気でした。
これが夜桜となると、手のひらをひっくり返したように、変わってしまうものなのですけどね。。。

しかし、最近「今年もサクラに再会できたなぁ」という思いが、強くなってきている主人です。
ちとまだ早いのでは、と思わぬでもないのですが(^^;

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2006年4月 8日 (土)

伊勢屋主人の熊野詣で - その参

伊勢屋主人です。

今回も、熊野詣での話題です。
さて、前回は栽培されているたかなを拝見しましたが、今回はたかな漬けの生産の様子を拝見します。
たかな漬けの加工所に行くと、今朝収穫されたたかなが、コンテナに詰められて到着していました。
コンテナにひとつひとつには、組合員の名前が記されています。

「誰が取った たかな か、すぐにわかるようにしてあるんですよ。こうして、組合員ひとりひとりが責任を持って、たかな漬けを作っているんです」

という、坪井さんの説明でした。

たかな漬けの作り方は、収穫したたかなを2日間塩漬けにします。
そのあと、ひとの手でひとつひとつを揉みこむそうです。こうすることで、食感が格段によくなるのだとか。
この作業が終ったあと、さらにもう1日漬け込んで完成するのです。
この漬け込みの過程で、すごく綺麗な紫色の汁が出てきます。葉の表側の、紫の色素が出るのでしょうね。

飛鳥たかな生産組合では、この紫の汁で染物をしているのだそうです。名づけて、『たかな染め』。
いろいろな工夫をされているのですね。

Takana3

画像は、2日間の漬け込みを終った直後のたかな漬けの姿です。ほどよく、しんなりとした感じです。

「ちょっと、食べてみる?」

と言われて、もちろん断るはずもなく(^^)、少し切っていただきました。
漬け込んでも、ピリ辛なんですね、当然ながら。
でも、このピリ辛は空気に触れさせておくと、じきに薄くなってくるのだそうです。いろいろと不思議な特徴を持つ、たかなです。

「この辛味があるから、たかな漬けは美味しいんですよ。これがなかったら、他の菜漬と変わらないでしょう。目はり寿司も、この辛味があるから、味が引き立つの!」

と組合員の方々。

いやいや、ホントそうです。
こんな特徴のある漬物が三重にあるとは、知りませんでした。
いいものって、探せばまだまだたくさんあるのですね。大いに気を強くした、主人でした。

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2006年4月 7日 (金)

伊勢屋主人の熊野詣で - その弐

伊勢屋主人です。

今日は、熊野詣での二回目です。
主人の住まいから熊野までは、片道100km以上あります。高速道路も途中までしかありませんから、大体3時間の行程です。
うむむ、かなりあるんです。三重県って、ホント南北に長いんですよね。。。

今回の訪問先は、飛鳥(あすか)たかな生産組合さんです。たかな漬けを、栽培から漬け込みまで一貫して行われている生産者さんです。
たかな漬けって、たかなチャーハンとかがあり名前は知っていますが、たかな漬けそのものを拝見するのは、主人は初めてです。
読者の中にも、そのような方が多いのではないでしょうか。

まずは、挨拶もそこそこに、たかなの栽培現場を拝見しました。
こちらは、組合長の坪井さんの畑です。隣を大又川という、熊野川に注ぎ込む清流が流れ、まことに良い環境でした。

Takana1

さてさて、初めてたかなと対面。こんなに紫色しているんですね。で、裏は鮮やかな緑色。そのコントラストには、驚かされました。

Takana2

ちょっと食べてみなよ、と言われ、たかなをちぎって食べたら、ピリ! あ、辛! 
わさびのような、甘さを伴った辛味が、舌を直撃! 

「あ、大人の味!」

思わず言ってしまいました。
でも、ホントいい感じのピリ辛なんです。

「ここで生産しているたかなは、葉っぱがもともと辛いんだよ。だから、漬物にしてもピリってくるの。唐辛子を入れて、味を付けているんじゃないですよ。原料は、たかなと塩と手間だけだね」

と仰る坪井さん。
いやいや、こんな野菜があるなんて知らなかったです。知識のなさが、モロに見えてしまいました。
最初、噛むと甘みがあるんです。で、1テンポ置いて、辛味がくるんですね。
でも、この辛味は、葉を細かくきざんでサラダの中に混ぜ込むと、いいアクセントになりそうですよ。

「水も原料のひとつかな。ここの水は、向こうの谷から引いてきてるんだけど、水質検査もしてあるのでそのまま飲めるよ」

というお言葉に、直径5cmほどのホースからどんどん出ている水を手ですくって飲むと、これも甘い!
やはり、いい水といい土地、いい空気が、美味しい野菜を生むのですね。しみじみとそう思う、主人でした。

きほど折っていただいた葉は、しっかり頂戴したのですが、30分ほど畑にいて持っているうちに、当然葉っぱですから、しおれてきます。

「家に帰るまでに、完全にしなびちゃいますね」

と言う主人に、

「どんなにへたってても、水に入れておいてごらん。しゃきっと、元に戻るよ

」との坪井さんのお答え。え~? と半信半疑の主人でした。

結局、そのあとたかな漬けの生産現場も拝見して、2時間ほどおじゃましていた主人。
クルマに乗って、たかなクンを見ると、もう無残にしおれている。

「そうは言っても、これじゃ無理だろうな」

とは思いながら、夕方5時に帰宅して手近の花瓶にそのたかなクンをさしておきました。

夜、寝る前に見ても、やっぱりしおれている。当然ですよね。
ところが、翌朝。しおれていたたかなクンが、少し頭をもたげているんです! え、もしかして?
さらに翌朝。たかなクンは、見事にぴんしゃんになっていたのです! すっごー!

いまも、主人の家でぴんぴんの葉っぱを張っているたかなクン。
時々、主人にはじっこをちぎられて食べられているんです。かわいそうかな。。。

【飛鳥たかな生産組合】
三重県熊野市飛鳥町佐渡622-1

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2006年4月 6日 (木)

伊勢屋主人の熊野詣で - その壱

伊勢屋主人です。

中一日おいての、更新です。いやいや、毎日更新って、やっぱり難しいですね。
そういえば、子供の頃の日記も一週間続けられたことがなかった、主人でした。

さあ、気を取り直して、と。

先日、熊野市まで行ってきました。
「熊野」というと、和歌山県かと思いませんか? 少なくとも、主人はそうでした。
でも、三重県内なんです、熊野市って。もうちょっと行くと、和歌山県になっちゃうのですが。

何しに行ったかは次回以降のことにして、今回は画像の説明を先に。
途中の道で咲いていたサクラがとっても綺麗だったので、撮影してきました。

Kumasakura

撮影しながら気がついたのですが、ソメイヨシノとは花びらの形が違うように思います。
ヤマザクラなのでしょうか。どなたか、このブログを見ていただいた方でお分かりになる方がいらっしゃったら、教えていただきたいです。
ちょっと、画像が小さいでしょうか。。。

とっても水の澄んだ川岸に立っていたサクラでしたので、水の青さ(というより深い緑色ですね)とサクラの淡い色合いがとても合っていました。
この画像で、三重の春を少しでも楽しんでいただければ、うれしいです。

では、次回は、訪問先のことをお伝えしますね。お楽しみに!

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2006年4月 4日 (火)

松阪きまま歩き - その参

伊勢屋主人です。

松阪市内散歩の続きです。

松阪には城跡があります。もともとは蒲生氏郷という有名な武将が築城したのですが、江戸時代の間に台風や地震で倒壊したらしく、いまは石垣のみが残っています。
しかし、この石垣もなかなか見事なもので、大小様々の石をきちんと組み合わせながら、しっかりエッジを出して積んでいます。どうして、これだけきっちり積めたのか、その技術の高さには驚いてしまいます。

そんなことを考えながら、城跡から松阪市街を眺めていると、重厚な二列の瓦葺の建物が見えました。
気になっていってみると、そこは『御城番屋敷』と呼ばれている建築物でした。

Bannagaya

画像のような長屋が、きれいな石畳の道を挟んで二列に並んでいます。一列に10軒がつながる長屋であり、江戸時代に松阪城を管理する武士が暮らした長屋がそのまま保存されているのです。
また、20軒のうち1軒は公開されており、見学ができます。

入ってみると、生垣の中にいかにも武士の家らしい式台があり、思わず「ご免くだされ」などと呼びかけたくなってしまいます(^^) 
その隣には坪庭、式台の横手に回ると土間とかまどがあり、さらに南側の庭へとつながります。
シンプルでありながら、力強い造形の建築物でした。

なんでも、19軒のうち6軒には、いまも城番の子孫の方が住まわれているのだそうで、他の13軒には一般の方が普通の生活をされています。まさに、歴史の動態保存ですね。
ちょっと玄関を覗くと、三輪車などが置いてあって、微笑ましいミスマッチの光景を見ることができます。

よく手入れされた槙の生垣やゴミひとつ落ちていない石畳に、この屋敷に住まわれている方々の愛情と、この建物の保存にかける静かな熱意を感じました。

こちらも訪れてみる価値のある場所と思いますので、松阪にお出での際には、一度お立ち寄りになってはいかがでしょうか。

【御城番屋敷】
三重県松阪市殿町1385

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2006年4月 2日 (日)

松阪きまま歩き - その弐

伊勢屋主人です。

昨日に引き続き、まだ松阪もめん手織りセンターさんにおじゃましています(^^)
いや、ここは実に主人にとって、居心地の良い場所でした。
織物の実際は目にできるは、いろいろな商品を見ることができるはで、つい長居をしております。

松阪木綿って割合と厚手な感じで、今頃の季節に着るのに似合いそうです。
実は、作務衣(さむえ)を欲しいなとこの数年思っていたのですが、いまひとつ気に入るのがなくて、購入を控えておりました。
でも、この手織りセンターにあった作務衣は、実にしっかりとしていて、いかにも作業に向きそうな雰囲気。
藍染もいい雰囲気で、なんかいいな~って思っています。
それと、昨日もちょっと触れたシャツですね。スタンドカラーが昔の書生(!)っぽくて、ちょっとおしゃれって思います。
インディゴブルーのジーンズ+白Tシャツに、わざと裾を出して下駄を履いて歩いてみたらどうかな。
これら以外にも、たくさんの小物や反物があり、それらを見ているだけで、楽しい時間が過ぎていきました。

おもしろかったのは、リバーシブルのネクタイ。
地味派手の二面で使い分けができて、価格が3,000円から5,000円と、とてもリーズナブルでした。チェック柄のなんて、一つあってもいいな、って考えています。

興味を持たれた方は、こちらでそれらを見ることが出来ますので、お楽しみください。

e-伊勢屋も、『三重の逸品を揃えたサイト』ですので、いつかはこんな素敵な松阪木綿を扱いたいもの、と思っています。

Momenori

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2006年4月 1日 (土)

松阪きまま歩き - その壱

伊勢屋主人です。

今日から四月。新年度の始まりでございます。
年度始まりの日が土曜日、というのはちょっと気合が外された気分がします。
あらためて3日の月曜日に仕切り直しをしなければならず、ちょっとなあ などと、主人は思ってしまいます。

で、本日は主人は家族とともに、松阪市内を散歩に出かけました。近くにいるのに、いままで松阪市内って見たことがなかったのです。
ちょうど、東京生まれの東京育ちが東京タワーに昇ったことがないのと、同じようなものです。
主人の場合、本当に東京タワーに昇ったことがないので、もしかしたら一生昇らないのかもしれませんが。。。

さて、松阪では見たいものがありました。それは、松阪木綿です。
松阪木綿は、江戸時代より知られた綿織物であり、粋なストライプ模様が特徴です。
そこで、今日は松阪市内にある  松阪もめん 手織りセンター をまず訪ねました。

からからっと戸を開けるとパタンパタン、という懐かしい織り機を使う音が、耳に入ってきます。
中をのぞくと、いままさに松阪木綿を織っている真っ最中でした。
ちょっと渋めの藍色の中に走る、白いストライプ。この縞意匠は、江戸時代に海外のデザインを参考にして作られたそうです。道理で、いまでもお洒落な感じです。

Momen

ちょっと厚手の感じのいい、スタンドカラーのシャツがありました。本藍染で、いかにも松阪木綿といったストライプがくっきりと走り、藍と白のコントラストがお洒落なのですが、ま、そこそこいいお値段なので、ちょっとじっくりお財布と相談することにしました(^^)

松阪もめん手織りセンターでは、ご希望の方には手織りの指導もしてくれるそうで、一度やってみようかな、と野望を燃やす主人であります。
また、ここではいろいろな松阪木綿の製品も販売しているので、それらを見るだけでも楽しいところです。
お近くに来られた折には、立ち寄ってみられてはいかがでしょうか。

【松阪もめん手織りセンター】
〒-515-0082
三重県松阪市魚町1658-3
Tel : 0598(26)6355

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